キレットと鎖場・紅葉の田原山登山 |
場 所 | 田原山(大分県) | 山行日 | 2001.12.9 (日)快晴 |
参加者 | 百名山、あかげら、カズ、なかむとし、ミラ、tetu-1、亜紀、風色、みか、山王、ぴろりん | ||
世話人 | ぴろりん(企画協力・指導:らっきょ) | ||
特別参加 | らっきょ(『福岡県の山』など著書多数の山岳写真家)、やまぼうし(『長崎県の山』など著書多数の植物学者)、F田(『大分県の山』など著書多数の山岳写真家) | ||
コース | 山香町熊野磨崖仏〜三所権現〜五つ岩〜八方岳(田原山山頂)〜大観峰〜八方岳〜南峰〜五つ岩〜三所権現〜熊野磨崖仏 |
<紀行文> 風色 <写真提供> 風色 百名山 ぴろりん <HP編集> ぴろりん
←田原山南峰にて (Photo by ぴろりん) |
最初の岩峰にて(by百名山) 同じく最初の岩峰(byぴろりん) キレットをこわごわ渡る(by百名山) これがうわさの(?)太陽石(byぴろりん) 鎖場と岩登りの連続(byぴろりん) 山頂はF田さんのサイン会場に(by百名山) 山の話に花が咲く(byぴろりん) こんな高度感のある岩も…(by風色) 大観峰へと足をのばす(byぴろりん) 大観峰直下の鎖場(byぴろりん) |
9:30 玖珠SA集合 目的地を目指す。
11:00 熊野磨崖仏入口 結構急な石段が続き、息が上がるが隣に杖を持った年配の男性がきつそうにしながらも同じ速度で登られるので、ちょっとあせりを感じる。 11:15 熊野磨崖仏・登山口 初めて見る磨崖仏に圧倒される。これから始まる山行の無事を心の中で祈りいよいよ登山開始。最初はわりと急傾斜で体力のなさを感じる。途中、セントポーリアに似た岩霧草を教わる。 11:35 最初の休憩。ここが山頂?と思うほど360度視界が広がり、ここでも充分に満喫できるくらい。でも、「これからが面白いよ」とぴろりんさん。これから始まる岩稜歩きにちょっと恐いけどそれ以上の期待感でワクワクしてくる。 そして、期待を裏切らないロープのある岩場やキレットなど、本当に面白いが緊張の連続でもあった。 11:55 2度目の休憩。無名岩と名付けられたここでもみなさんデジカメのシャッターを押すのに余念がない。それだけ飽きさせない魅力ある山なのだ。 そして、今回もあったハプニング。「あそこにも登山者がいる…」と2人連れの人影発見。と思っていたら、「あれ、ぴろりんさんと亜紀さんは?」「2人で何処に行ったんだろう?」という会話が聞こえてくる。実は先程の人影が2人だった。分岐点で間違えたとのこと。10分遅れで到着。 この後もロープ、鎖場などが続き鋸の刃を自分の足で踏みしめているのだと感じる。それにしても、「楽しい」と連発していたMIKAさん。さすがにかろやかな足取りだった。 12:25 随分以前から話題に上っていたあかげらさんお待ちかねの『太陽石』。ミラさん、亜紀さん、百名山さんが“股覗き”に挑戦されていた。感想は如何でしたでしょうか? 12:50 頂上着。昼食。ここで、三脚を担いだ大分県の山著者の藤田さんと合流。 らっきょさんのザックからは到着するや否やボジョレーヌーボーが…。例のごとく、ぴろりんさんのししゃもの唐揚げ、らっきょさんの奥さん手作りの里芋の煮物、あかげらさんのりんご、MIKAさんのいちごと賑やかな昼食会になる。 食後はまたしてもデジカメタイム。 遠く、鶴見岳、由布岳や別府湾を望む低山とは思えない景観である。特に、亜紀さんの被写体に対する姿勢は真剣だった。 そしてサインタイムも。数人が藤田さんにサインを求め、快く引き受けてくださった。 ゆっくり昼食をとった後、まず大観望へ。何度も何度も山頂の気分を味わえるこの田原山は最高。 そして南峰、今までより危険なので、有志だけで… とのことだったが、全員チャレンジ。でもミラさんと、今年山での事故を2度も経験した私は1歩手前でリタイア。リタイアする勇気も必要ですよね。らっきょさん。(本当は「足がとどかないかもしれない…」なんて思ったりもしたけど…) 最後に高所恐怖症のぴろりんさんが南峰を制覇されていた。が、リタイアした私にはその表情を垣間見ることはできなかった。残念。私はここからの景観が一番好きだった。眼下(足下)には樹林、少し遠くには岩壁が広がる。岩壁の白、小檀(こまゆみ)の赤、常緑樹の緑。街で見かければ、X’masカラーなのだが、ここでは和の雰囲気を醸し出している。最盛期の紅葉はもちろん素晴らしいけれど、初冬の少し寂しげな紅葉も心惹かれる。 らっきょさんが「ゆっくり楽しみましょう」とおっしゃる通り、頂上付近でこんなにたっぷり遊べるのも低山の魅力のひとつだろう。 14:50 南峰発 ここで藤田さんと別れ、下山開始。また気を引き締め直す。 熊野磨崖仏に近付くに連れ、あかげらさんが「もう終わりかぁ〜」と本当に名残惜しそうにおっしゃっていた。同感だ。 16:15 熊野磨崖仏着。夕日射す磨崖仏にまた感動。 今日は本当に参加して良かったと思いました。心から楽しむことができ、「絶対もう一度来たかった」とぴろりんさんがおっしゃっていた意味が良くわかりました。そして、井上先生、藤田さん、らっきょさんを講師になんと贅沢な山行だったことでしょう。 こんなに素敵な山行を企画してくださったらっきょさん、ぴろりんさん、ありがとうございました。 大観峰にて(byぴろりん)→
←再び山頂へ(byぴろりん)
山頂での記念写真(byぴろりん)→
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