第14回:鞍岳の雪はうるわし

場所 熊本県 菊池郡旭志村 鞍岳 山行日 2001.1.27、28(土、日)晴れのち雪
参加者 (キーボウ)、なかむとし、ヤマメ11、YUTAchan、、しげ、八太郎、
楓子、WAKABA、ゆう、風色、ササユリ、ぴろりん、かおる、きょん、COCOちゃん、お師匠さん
亜紀、まゆぴぃ、みそごろう、ヒデ  (  )内は前夜祭のみ総勢20名
幹事 ヒデ
コース 鞍岳登山口 --- 鞍岳鞍部 --- 鞍岳雄岳山頂 --- 雌岳山頂 --- 鞍岳登山口


<詳細紀行文>by 前夜祭・キーボウ & 山行記・楓子


<前夜祭>
21世紀最初の山行は、阿蘇外輪の鞍ケ岳に決まりました。
有志は前泊で新年宴会です。僕は足がないので、YUTAchanに植木迄迎えに来てもらいました。
シゲさんも一緒です。植木のスーパーでビールとしょうちゅうを買い込んでいざ出発。
少し迷いましたが無事、「四季の里旭志」に到着。
幹事のヒデさんは?と探します。
温泉館付近で見つかりました。今日はなんとログハウスです。
冷暖房完備で食器も鍋もガスも全て完備。
5人が標準人数だと言うことですが、山屋にとっては夢のような場所、1階に10人、2階に10人計20人は泊まれそう。
20人で来たら1人1,000円、なんと格安。まあ今日の予定は7人です。
当然、食器やふとんは5人分しかないのですが、それは最初から期待していないもの。
ヒデさんは既に温泉に入っていましたので、料理を全てお任せし、我々と八太郎さんとで温泉へ直行。
温泉はそこそこの広さです。単純泉で温度は40度を下回っているとのことで沸かしてあるようです。
露天風呂もあるようですが既に外は真っ暗、星空が見えたら乙なものでしょうが今回は止めときます。
ゆっくり入って上がるとYUTAchanがマッサージ中、いつまでも終わらないそうな。
ログハウスに帰って早速乾杯、八太郎さんがまだ帰ってきません。
ヒデさんの特製のチャンコ鍋はうまい。さすが!単身赴任で腕を磨いたようですね。
ビールの後はしょうちゅうがお決まりなのですが今回はヒデさん差し入れの清酒が、名酒「香露」です。
これは飲むッきゃない。そろそろ酔いが回ってきました。
なかむとしさん到着。紅虎餃子房からの差し入れあり。ヤマメ11さんも到着。
あっ、そうそう、八太郎さんはサウナでのんびりしていたようです。
ちょっと遅れて宴会に参加しておられました。
もうここらあたりで記憶がない・・・
う〜〜ん。いきなり朝。何故かふとんがかけられています。
ここは何処?一瞬悩みましたが、やっぱり・・・。
楽しい会話はすっ飛んでしまいました。
気持ちよく飲めるとこうなってしまいます。
詳細をレポート出来ませんでしたことをお詫びします。
明けて日曜日はよい天気です。鞍ケ岳の山頂は真っ白。
今日の山行の楽しみが膨らみます。
という所ですが、僕は鞍ケ岳には向かいません。
皆さんが集合する前に山姫さんと岩に向かいました。
でも、ちょっとの間でしたが、ささゆりさんにも5月の「出羽」以来、お目にかかれ て幸せでした。
宴会だけの参加でしたが本当に楽しいひとときでした。
ヒデさん幹事御苦労さまでした。楓子さんに、バトンタッチ。

<山行記>
21世紀最初のやまびこ会登山を飾るべく鞍岳は、しかしのっけから波乱の幕開けとなってしまった。
私なんぞに紀行文の担当が回ってきたところから、その兆しは見え隠れしていた。
旭志村キャンプ場に9時集合。
前泊組も予想に反してさわやかな顔で登場。
初参加の方も多いので、自己紹介が始まる。
その後それぞれの車で林道の駐車場まで向かう。
鞍岳山頂付近の雪なかなかいい感じで積もってるなと呑気に構えてたら、なにやら道路にも白きものが、 ややこれはと思うまもなく、どんどん深くなる。
ついに先頭車が止まる。様子を見に行くとそこには、見事に転落している哀れな車のお姿が。
四駆ならなんとかクリア出来そうだけど、これ以上はと引き返す事になる。
とは言っても、Uターンも出来ず、カーブ連続の凍結した山道をしかもバックでなどと。
んな恐ろしい事出来るはずもなく無力な私は、役に立たない誘導をしていました。
すまないWAKABA殿。
皆、無事に元のキャンプ場へと戻る。まるで時間だけタイムスリップしたかのようである。

3台の車に分乗して登山口へ。時すでに11時を過ぎ、雲行きまで怪しくなってきて、果たして頂上まで行き着けるのだろうかと不安がつのる。
登り始めてしばらくは、植林のゆるやかな道が続く。
かじかんでいた手先もようやく暖まる。

12時を前に休憩をとる。ここからが急な登りがまっていた。
積雪も増してきて、すべる足元ばかりに気をとられ、ふと上を見上げると素晴らしい雪景色が広がっていた。
特に見事な斜め樹氷には、風がこの方向で吹いていたのだと自然の造形のなせるわざには、いつも感心させられる。
ウサギの足跡も発見。決して豹ではないだろう。
実は、この少し前に上下豹柄に身を包んだ人とすれ違ったもので、インパクトあり、妙に記憶に残ったのです。

鞍部分岐にでると、ゆるやかなスロープが広がり、しきりに板を持ってくれば良かったと悔やむ人あり。
この辺り馬酔木がたくさんあり、開花時期に訪れてみたい。
鞍岳山頂まで後一息。
12時半山頂へ着く。頂上から、遠くかすんで阿蘇方面が見渡せた。
登るはずだったツームシは眼下に。
晴れてたら、ばっちり雄大な展望だろう。少し残念。
ここで昼食。となると、どこからか、ビール、ワイン、日本酒といった類の物から、つまみにいたるまで。甘いの辛いの織り交ぜて出てくる。
断言します。山ではやせません。

下山するにあたり、アイゼン装着。
今回雨の心配ばかりして雪のことなど片隅にもなくて持ってこなかった私。 甘く見過ぎていたと反省。
下山し始めた頃、ちょうど登ってこられたI淵さんご一家と会う。

電波反射板のある女岳を往復して、鞍岳とツームシをバックに記念撮影。
ここで、ピロりんさんのストックが雪深く見る見る間に埋まって取れなくなる。
写真どころではない本人の必死な姿とあわてぶりは、必見ものでした。
なんとか抜けたと思ったら、先端部分が残ってしまい、もうあきらめて埋めようとするピロりんさんと、こういうのほっとけないと掘り返すかおるさんの絶妙なやりとり。 ナイスコンビですね。
その執念が実り、ストックは無事持ち主の元へ。

この頃から、風が出てきて、雪も降り出してきてさすがに寒くなってくる。
すべらぬよう慎重に下っていたが、やはりこけてしまった。
杉林は雪がしんしんと降り、辺りが白くもやって山水画の世界に迷いこんだような感覚。
一人ではこわいかも。

3時ごろ無事下山。雪はやがて雨に変わっていた。
いつもだだでは終わらないやまびこ山行。いつしかあなたも病み付きになるかもしれない。
なお、筆者の乏しい知識と薄れゆく記憶力により、事実と異なる点がありましても、ご勘弁を。






鞍岳登山前夜に泊まったバンガロー。
コタツ・エアコン完備で快適。
(写真提供:しげ)

あったかい部屋でちゃんこ鍋パーティ。
(写真提供:しげ)

これが、紅虎の棒餃子だ!。
(写真提供:なかむとし)

   iモード携帯にうんちくを語るキーボウさん
(写真提供:なかむとし)

山登りの前に互いの紹介。
(写真提供:ヤマメ11)

林道路肩に落ちた車が・・・、明日は我が身か!
(写真提供:しげ)

七合目あたりまでは雪はなし。みんなの足が軽い!
(写真提供:ヒデ)

登山途中のメンバー。みんな雪で大喜び!
(写真提供:ヤマメ11)


(左)鞍岳登山と中の霧氷!すっ、すばらしい!!(写真提供:ヒデ)
(右)鞍岳の鞍部から山頂を望む。       (写真提供:ヒデ)




(左)鞍岳雄岳山頂でSay cheese! 総勢19人のメンバー。(写真提供:ヒデ) 
(右)鞍岳雄岳山頂から雌岳を望む。(写真提供:ヒデ)          




(左)ぴろりんさんのストック、やっと抜けたあ!(写真提供:なかむとし)           
(右)四季の里uの温泉に入った後のメンバー。山のあとは温泉だね〜。(写真提供:ヒデ)



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