お気楽ピークハントひらびこ隊


場所 沓掛山、天狗ヶ城、中岳、久住山(大分県) 山行日 2001.9.26 (水)晴れ
参加者 水流渓人+お友達、山好き夫婦(夫)、亜紀、RAN、ゆう、じんじん、しげ
世話人 しげ
コース 牧の戸峠 --- 沓掛山 --- 天狗ヶ城 --- 中岳 --- 御池 ---久住山 ---沓掛山 --- 牧の戸峠

<詳細紀行文>       亜紀
<HP編集>          しげ
<写真提供>
  水流渓人、亜紀
山好き夫、しげ

 「亜紀さんに会えると、接点が、本当に信号から血の通うものに変わるような気がします・・・。」

 シビレてしまいそうな水流渓人さんからのラブコ−ル。線の細い私は、水流渓人さんのハ−トまでちゃんと届けることができるか、お会いするまで少々不安もありました。前日の25日、当直の勤務を終え帰宅して、その日少しでも眠れると楽なのだけど、やっぱり夜まで一睡もすることができませんでした。(やっぱり気持ちが高ぶっていたのかな。)
 26日(水)朝4時半、目覚ましのベルで起床。途中で昼食のおにぎりなど買い込み出発です。

 集合場所の牧ノ戸峠に8時少し前に着くと、お見送りのやっさんをはじめ、もうほとんどの方が来ていらっしゃいました。はじめてお会いする水流渓人さん。写真で拝見するよりお若くてスマ−トな方だと知り意外でした。

 今日初参加のじんじんさんは、同じ熊本とお聞きしてとても嬉しくなりました。熊本はちょっと寂しかったですものね。YU-さん、お久しぶりでした。お会いするのは無理かとあきらめていました。山好き夫さんは前日から泊まりで気合いが入っていましたよ。いつも優しい眼差しのしげさん。水流渓人さんとは打って変わって静かな中に強さを感じさせる、こまつの親分さん。そして最後に登場のあこがれのRANさん。皆さん揃ったところでそれぞれの自己紹介をすませ、いよいよ登山開始です。          


 
西千里を行く


  まずは沓掛山でハイ、ポーズ 

 白い衣につつまれたか細いRANさんの後姿が、ちょっと心配になりながら、まずは沓掛山を目指します。だらだらしたコンクリ−トの道や、階段、ハシゴ、岩場など色々あってちょっと大変だけど、頑張って!沓掛山の山頂でまず一座達成です。沓掛山を後にして歩き始めると、ぽつりぽつりとリンドウの花が顔を見せ始めました。

 秋に咲くリンドウは、ハルリンドウや、フデリンドウより逞しくて鮮やかな色をしています。そして、マツムシソウも咲いていました。花達はあちらこちらから「一番綺麗な私を撮って」そんな風に語りかけているようです。レンズを向け始めると、時間を忘れてしまいそうになります。みんな結構前の方を歩いているので、時々小走りで行かないと追いつけません。
 そろそろ追いつくかなって思う頃、前方から思わぬお方が駆け寄ってきました。真っ赤なお尻をして悠々と走り去ったお猿さん。みんな驚きました。どこの動物園からいらっしゃったのかと思いましたら、こちらにお住まいだったのですね。

みんなの笑顔がまぶしいゼ。天狗ヶ城



 思いもしない歓迎を受けた後、一行は西千里ガ浜へと進みます。道もなだらかでとても好きなコ−スです。朝の時間ここから眺める久住山はとても綺麗です。久住別れまで来ると天狗ヶ城や中岳も見えてきます。ずっと先導して下さる水流渓人さんと、こまつの親分さん。お二人の後ろ姿がほんとに逞しく見えてたまりません。その後にピタリと付いて歩かれる、じんじんさんもなかなかです。避難小屋までいくと殿方はトイレタイム。下山時、その角度が丁度目に入り思わず目のやり場を探してしまいました。(しげさん、後ろ姿しか見てないよ。)

RANさん、ついに九州本島最高峰に立つ
 トイレタイムも終えて次に目指すは天狗ヶ城、さらに中岳と進みます。山頂では瞑想?にふけるRANさん。頑張って登りました。山頂はあいにくガスっていましたが思い出の記念撮影は欠かせません。ホントはご自分で言い出したかった、RANさんとのツ−ショット。照れ笑いする水流さんがととも可愛く見えました。

 お楽しみの昼食は御池まで下りて、そのほとりで楽しむことになりました。私はコンビニのおにぎりくらいだけど、毎度美味しそうな物が沢山並びます。じんじんさんのニガウリ、とても美味しかったです。今度自分で作ってみますね。YU-さんの大きな真っ白なおにぎり、暖かなお母さんの愛情が一杯でしたよ。RANさんも毎日娘さんに作って上げる手弁当、今日は同じお弁当でしたね。みんなちゃんとお母さんしてるんですね。偉いなあ。私は?御池に夢中でした。

RANさんの素晴らしい歌声が久住にこだまする♪


御池のほとりでランチタイム


後の爺様、頭から湯気が・・・
 それから、御池inライブ。もうすぐ(9/30)来るしげさんのバ−スディ−に、RANさんからのプレゼントでした。しげさんったら、もう感激でうるうるでした。

 楽しい昼食の一時を終えて最後に目指すは久住山。さっきまでのガスも綺麗に晴れ、澄み渡る風のなか別れを惜しみながら御池を後にします。(もっと、もっと側にいたかったなあ・・・。)久住山も下に荷物を置いて空身で目指すことになり、リュックはしばしのお留守番。ご馳走で満たされた体が少々重たく感じますが、空身はなんと楽なことでしょう。ちょっと送れてきた山好き夫さんを見ると、なんと3キロもある一眼レフを大事そうに抱えていらっしゃいました。みんなで一気に山頂を目指します。

4座目久住山でもみんなの笑顔は絶えず
 久住山頂からは今まで登って来た天狗ヶ城、中岳が望めます。すごいね!あんなに登って来たんだよ。もし、初めにここに登ってこれからあそこまで目指しますって、言われたらきっと誰か「ここでお待ちします。」なんていったかな?

 登頂できた喜びをそれぞれの胸に抱き、さっき置いていった荷物のとこまで戻ってみると、リュックの周りは大惨事。「やられたぁ−!」服は放り出され、弁当殻のゴミは散乱。水流さんの好物だった森永ハイチュ−と、マンナンライフの蒟蒻畑・リンゴ味の入った袋丸ごと消えていました。残ったのは綺麗にチャックを下ろされ、ポッカリ口を開けたリュックでした。みんな気を取り戻して下山を始めると、そこかしこにハイチュウを楽しんだ後の小袋が散乱していました。(なんと賢いカラスなんでしょう。)
 色々とあった山行でしたが、久住は穏やかに優しく迎えてくれました。そしてまた良い人たちに巡り会うことができました。山を始めてやまびこ会に入り、普通の生活ではとても出会うことのない人や、出来事に毎回感激や感動を与えてもらえます。山をやめられない一つの理由かもしれませんね。

カラスくん、ザックを襲ったの図



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