山茶花には遅く、椿にはちと早い…端境期の小岱山オフ

今回は、寄せ書きのように参加者全員の短い感想文を掲載しています。掲載はコース別50音順。最後に五十嵐さんの文章も特別寄稿として掲載しました。

山行日 2002年2月3日(日)日帰り。
登った山 熊本県の小岱山(丸山、観音岳、筒ヶ岳)
コース Aコース:府本登山口〜筒ヶ岳(501m)〜七望台〜観音岳(473m)〜唐渡岩〜観音岳〜七望台〜筒ヶ岳〜府本登山口

Bコース:丸山キャンプ場〜丸山(392m)〜観音岳(473m)〜唐渡岩〜観音岳〜七望台〜観音岳〜丸山キャンプ場

参加者 Aコース:亜紀、カズ、城南富士、tetu-1、なかむとし、毘沙門、百名山、みか、ミラ、山姥、レイ、れもん

Bコース:あかげら、かおる、かつら、さとちち、トモピー、ぴろりん、ペコ、山好き夫、山好き婦、YU-、リエ

ゲスト らっきょ(Bコースガイド)

<紀行文:全員>  <写真提供:tetu-1、百名山、亜紀、さとちち、ぴろりん>  <HP作成:ぴろりん>


【Aコース】

 亜紀

初めて北アルプスの剱岳へ挑んだ時、その壮大な山々を眼前にした時、はてしなく続く山並みに感動を覚える前に息がつまりそうな錯覚さえ感じました。山に登って山頂から下界を望み、麓の町並みや海が見下ろせると、気持ちが自然と穏やかになっていきます。

ここ小岱山もそんな山の一つですね。

家から海辺まで100m 。海辺育ちなのに魚嫌い。ずっと昔、まだ堤防などなかった頃、午後になると西から吹き上げる潮風が、開け放した窓から家の中を駆け抜けていました。

雄大な阿蘇山や九重山も大好きです。住んでみたいと思ったこともありました。でも、潮の香りや風を感じる事ができない所には、たぶん住めないだろうなあ・・・。

 

 カズ

照葉樹の木立は様々な光と色彩を放ち、山頂は開放感を満たす秀逸な山でした。絶景を肴に、亜紀さんのだご汁、皆が持ち寄った食材での宴が、心のふれあいを実感させ、この小岱山山行をより贅沢なものにしていました。

 

 城南富士

大方は、いやっ、よかった、感動したっ。と、どこかの国の宰相みたいな感想が多いと思うが、ひんしゅくを覚悟で敢えて一言で言うなら、私を山好きにするには、もうちょいかなっ。実は今年の一月に登ったばかりで新鮮味もなかったし。でもやまびこ会の皆さんが、良い人ばかりでよかった。だご汁おいしかった。感動した。

 tetu-1

皆さん 山登りのついでに、くさい(濁点を忘れた)の誕生パーティまでして頂き、ありがとうございました。tetu-1は、感謝々です。 山には、いつも感動をもらっています。 昨日は、唐渡岩に、吸い込まれるような風景と「さとちちさん」や「あきさん」の挑戦する勇気を頂きました。 私ではありませんが、「ぺコさん」には、素晴らしい唄を・・・。 その他、ご馳走や皆さんの笑顔等、沢山頂きました。  また、よろしくお願いします。

 

 なかむとし

小岱山は宝満山に似ており、親近感を覚える山だ。今回の山行で一番の感動は、唐渡岩だ。馬口岳のばくち石を彷彿させる。しかし私は、翌日の重要会議を口実に登らなかった。今、大変後悔している。笑ってください。

 

 毘沙門

会員番号、100番ゲットー。これから、いいことありそう。

インターネットで検索していたところ,ありました,ありました,探しものが。さっそく小岱山行きを申し込みました。山ゆき当日,カズさんの車にのせていただきました。車中,ハンドルネームで話すカズさん、あかげらさん、ゆうさん達の会話に,さすがの毘沙門もたまがった。インターネット好きの毘沙門だから、そのうち慣れるでしょう。インターネット発信により生まれた山の会ではない「やまびこ会」はこれから、ますます注目をあびそう。やまびこ会バンザイ―イ。

 

 百名山

「小岱山オフ会最高の笑顔はこの人に!」→

 物欲の栄冠に肉薄すべく、だご汁の材料とぜんざいをGETした私は、BIG-OAKの駐車場から帰途に着こうとしていた。ムーミンパパ(略)さんが、「実家から送ってきた伊予柑をお裾分けしますので、お一人様1個か2個・・・」と言い始めたその時!両手を頬に寄せ目尻を下げた物欲の女帝がこの日最高の笑顔で「えっ!本当に!?」といいつつ、伊予柑を6個(一度に6個もどうやって持つの?)、何事も無かったかのように静かに持ち去った・・・らしい。

 「カメラ小僧の真剣な眼差しに脱帽!」の候補もあったけど、↑にしました。

 

 みか

やがて昼食も終了、満腹度150%の人々に必死に訴える人あり。「だご汁、全部食べ尽くしなさい!!」

そのすぐ横には、ホットケーキを焼き続ける人の姿あり。

そのまた隣には「山では痩せられない」と涙目の人あり。漫画のような山頂での一コマ(笑)。

 

 ミラ

2月2日・・なんと調子がおかしい?「ビールが飲めない!いや飲みたくない」明日は小岱山なのに。前日あずきさんの初参加が怪しくなってきたのに、私までこんな調子だと長崎組はどうなるの?ここは何としても体調を整え、さとちちさんからの「ケーキ」をいただかねば。  

3日、トモピ〜さん、tetu-1さん、ミラの3人は元気に長洲港へ。 待っていた亜紀さんといざ集合場所へ。渋滞にいらいらしながら到着すると皆さん勢ぞろい。 

私は亜紀さんとアダルトチームの「府本登山口」へ。いつもは「蛇ヶ谷」から登っていたので、初めてのコースで、わくわく。初参加の皆さんとも楽しく木漏れ日の中歩く、歩く。 

合流した「観音岳」では、恒例のご馳走に加え、亜紀さんの「だご汁」が。美味しい!皆良く食べましたねぇ。。。

今回は前日大台到達の私の為にシャンパンを百名山さんが、ケーキはしっかり「ろうそく」5本で、さとちちさんが、そしてぺこさんの「歌」まで。皆さんの「おめでとう」も頂き幸せな「山行」でした。

圧巻は唐渡岩の絶景!らっきょさんのやさしい?ホロー有難うございました。 いつも登る「普賢岳」がかすかに望めて良かった!

またまた、楽しい「ぴろりん村」で、皆さんとお会いしましょう。

 

 山姥

初めてのやまびこ会のオフ会の参加。パソコン初心者の私にとって期待と不安な参加でした。インターネットでの山岳会。相手が見えない不安がありました。またパソコンの操作が上手く出来ず掲示板で皆さんに心配して頂き感情のないはずのパソコンから不思議な暖かいものが感じられました。

今回の小岱山は、山に登った喜びも一塩でしたが、今回体験したことは、ちょとした推理小説を読んでいる興奮を覚えました。出会いを求めて参加した小岱山。楽しい出会いがたくさんありました。やまびこ会の皆さんに感謝。

 

 レイ

今年はじめての山登りは小岱山からです。総勢24名?参加の頂上での大宴会、グル−プごと輪になってワイワイ、ガヤガヤ、こんな楽しい集まりは1度味合うとやめられない〜〜

遠く有明海を眺め、うっすらと普賢岳を望み、天気に恵まれ幸先良いスタ−トとなりました。

 

 れもん

インターネットの山の会!?どんなものか興味津々でしたが、はっきり言って不安のほうが大きかったです。

山が好きな人に悪い人はいないと信じて参加してよかったです。会費もいらず、集会もない、好きな時に自由に参加できるのがとてもいいですね。

 


【Bコース】

 あかげら

ぽかぽかの陽気に恵まれた小岱山は、食べきれないほどのご馳走と、陽気な仲間の笑みがこぼれる、楽しい山歩きでした。

ヤブツバキのトンネルにはちょっと時期が早かったのですが、照葉樹の稜線がとてもいい雰囲気でした。唐渡岩からの素晴らしい展望は楽しい山歩きを、いっそう思い出深いものにしたと思います。

皆さん、楽しい山歩きをありがとうございました。

 

 かおる

たくさんの木に出会ったよ。

ヤブツバキの木肌はとってもきれいだた。でも、ボロボロノキ、コジイは、まるでぴろりん村長のようだった。タラノキって表示があった。「これが春にタラの芽をだすのか〜」と感動していたら、その木は偽物だった。ちょっと許せなかった。

 

 かつら

鳥の鳴く方を見やれば赤い花

山道で目にした樹木や花、風景について交わした会話の楽しさが心に残っています。

くちなしの実を食わせたき人もあり

小岱山食べ過ぎた人に太田胃散

ふくらんだ腹もちぢまる唐渡岩

 

 さとちち

小岱山で感動したこと?

それは、だご汁のおいしさ&量!!ってそれは山とは関係ない?!

ここは、小岱山自体のことを…

なにより、登山口付近から続く自然林に包まれた、しかも良く整備された道。その道の途中に現れるヤブツバキの林、花の盛りにはまだ早かったものの、白く滑らかな木肌は、思わず頬ずりしたくなる…(ってちょっとすけべ?)

唐渡岩は…、唐渡岩は…、景色がいい!!(それだけかい!!)

でも、今度ひとりで行く時は、あの岩の上に座って、静かに(誰も後ろから押したりしない)、正面の雲仙を眺めながらゆっくりコーヒーでも飲みたいなあ〜(いや、ほんと)

 

 トモピー

小岱山山行、やまびこ会OFF会に初参加少し緊張して参加しました。

天気もいいし、小岱山からの眺めは思ったより壮大でした。普賢岳がはっきり見えなかったのは、残念でした。

やまびこ会の人達にも会えて、自分の山仲間の大きな存在になるのを感じ取れました。もう100字越えたかな?

小岱山は、500mそこそこですが、自然林のすばらしい山でしたね。また、OOF会参加します。皆さんのお顔を思いだしながら、楽しく、メールを打ってます。

 ぴろりん

ペコさんが用意したシール状の名札をみんなつけていたのですが、前を歩いているかつらさんの頭を見て、笑ってしまいました。なんと、帽子に「かつら」って貼っているのです。おいおい、頭に「かつら」かい!(笑)・・・この続きは、ぼくのHP『照葉樹の森から』でどうぞ。←あざとい宣伝(笑)

 

 ペコ

暖かい日差しにも恵まれ、大所帯となったメンバーをピロリン村長の工夫で、A・B班に分け別々の所から登り、頂上で合流することになりました。

わたしはB班で誕生寺の裏から登りました。さざんかの花の絨毯はもう終わっていましたが、白くすべすべしたつばきの林は薄明るく日差しが差し込み、とても気持ちのいい登りでした。 

頂上に立つと、白く蛇行する菊池川や、南にそびえる二の岳、三の岳、金峰山の流麗な山容や、眼下に広がる有明海は、低山でも十分に登山の楽しみを与えてくれました。 また、唐渡岩ではちょっぴりお臍がスースーする、スリル満点の岩登りでした。らっちょさんのご指導ありがとうございました。

お昼は、やまびこ会恒例の大宴会、今日はミラさんの誕生日 ということもあって、亜紀さんの心のこもった「だご汁」をはじめ、シャンペンあり、ワインあり日本酒あり、ぜんざいからいちご大福まで、あまりの豪華さにとうとう、さとちちさんのケーキは箱のなかでした。

関屋ヒルズのお風呂も、入らないで帰りましたが、好評だったようですね。

皆さんまたご一緒しましょう。

 

 山好き夫婦

私が今回思ったことは、”インターネットの力”と言うものをつくずく感じました。

今回の参加者は24名でしたが、その参加者の地域が広いこと、同窓会しようと言っても下関や唐津から玉名までは来ません。

かつらさんは下関から、山姥さん、ローズマリーさんは唐津から、かおるさんは北九州、ミラさん、tel-1さん、連れの方(失礼)は海を渡って島原からでしょう。

その人達が集まって直ぐ、さも前々からの友達のように話をするあの雰囲気…。初めてきた人達が、次の機会に又参加する、あれが「やまびこ会」の言い所なんでしょうね。

まず掲示板の書き込みを見て、良さそうだな〜、一度行ってみようか〜と半分心配しながら参加してみたら掲示板の通りの会話があり、するする〜っとその中に入り込み会員になってしまう。山好き婦ともこんな話をしておりますので感じることは同じです。

会員が多くなりお世話も大変だと思いますが今後ともよろしく御願いします。

 

 YU-

「ヤブ椿の林」「不思議な光」「木洩れ日の中の山歩き」「ご馳走〜〜!」 

何れも素晴らしかったのですが、 やはり「唐渡岩からの眺望」が一番印象に残っています。岩に座って、光る有明海や蛇行した菊池川をボ〜〜ッと見ていたい、叫んでみたい!(ファイト〜、イッパ〜ツ!!)(笑)

最初岩に上がった時は、よちよちペンギンでしたが、結構慣れるものですね、二回目からは重役ペンギンに変身して、堂々と??歩けましたっ! 楽しかったぁ〜!

 

 リエ

私は、あの大きな岩と、お昼ご飯が本当においしかった事です。(どうしても1つに絞れませんでした)

自然の中で崖っぷちに立ったのは恐かったですが、爽快でした。

山の上で、温かいものをみんなで食べれて幸せでした。ありがとうございました。

 


特別寄稿

 らっきょ

「五十嵐 賢 山のたより」より 小岱山と24人の妖怪達

 私はホームページぴろりん村、通称、妖怪村の村民ということになっているらしい。本人にはまったくその気はなかったのだが、一度、書き込みをすれば自動的に村民に登録されるというわけで抜けるに抜けられず、まさにあり地獄に落ち込んだかわいい昆虫のような立場にあるのだ。

 その妖怪村の上部団体はやまびこ会といわれており、こちらはやたらと入会審査がきびしいらしく、最低、一回の山行と会長の個別審査で許可がおりるという仕組みらしい。ひねくれ者の私は妖怪村の村民だが、やまびこ会の会員ではないという複雑な地位なのだ。

 その私にどこかの山に連れて行けとの命令があり(村長からの命令か、会長からの命令か不明)、熊本県北部の小岱山に登ることになった。入会審査を兼ねているらしく会長の列席のもと、5人の入会希望者と18人の会員が九州各地から集まり、私を加えて24人の大集団の山行となった。地元の女性がAグループの、私がBグループのリーダーとなって交差縦走することにして、観音岳の山頂で落ち合うことになった。私のBグループ12人は南側の玉名市の丸山キャンプ場から30分登り、稜線の丸山展望所に出て、やぶ椿の群落から観音岳に出る簡単なものだ。すでにAグループは到着しており、だご汁、ぜんざいなどの豪華な昼食のあとに自己紹介のひととき。山姥、ローズマリーなど妖怪村にふさわしい名前の入会希望者達ははたして会長のお眼鏡にかなうのだろうかなー。

 そのあと、唐渡岩で遊びすぎて時間が無くなり、我々,Bグループは筒が岳を、Aグループはやぶ椿の群落を、あきらめて元の登山口に引き返しました。

 深夜の丑三つ時、妖怪村の掲示板にはたくさんの書き込みがあったそうです。みんな、喜んでたのかなー。

 

        妖怪村にも春が来る   五十嵐  賢  の 山のたより

                   2002 2 03

(小岱山は丸山、観音岳、筒が岳などの総称です)

ぴろりん記:いち、2、3、・・・・・。五十嵐さんを入れて、総勢24人。そうか、「24人の妖怪たち」・・・ということは、五十嵐さんも妖怪のひとりということですね。納得!

山行記録目次に戻る









 

inserted by FC2 system