やぶこぎは楽し…遡行・足立山の涸沢と藪 |
HP編集・写真提供:ぴろりん
山域 | 北九州市 足立山(企救山地) |
日程 | 2002年3月13日(日帰り) |
コース | 御祖神社(妙見宮)〜足立森林公園堰堤沿いに沢を遡行〜藪こぎ〜小文字山手前の433mピーク〜足立山〜水場から南へ新道を下山〜葛原の石鎚神社 |
参加者 | とことん(指導・ガイド)、KGH、N藤、八太郎、YU-、かおる、あかげら、ぴろりん・・・合計8名 |
プロ山岳ガイドのとことんさんが、なんと入会前にやまびこ会の掲示板で呼びかけたことから、この企画は始まりました。実は参加の会員誰もが、「すでにとことんさんが会員になっている」とばかり思っていたのです。なにしろ、北九州での飲みオフに参加されており、それもあの悪名高い(??)深夜までの飲みオフで最後まで・・・というレポートを見ていたからです。これで会員になっていないはずがないと思うのは、自然のことではありませんか(笑)。
「道なき道を行く」やぶこぎを単独で数度経験(一部は迷ったため仕方なく=笑)したぴろりんが参加表明し、とことんさんと同行経験のあるKGHさん、そして、かおるさん、YU-さん、あかげらさんと、どっかの妖怪村(おっと、自分で言ってどうする)の主要妖怪(違うって)が次々に参加表明されました。
さて当日、集合場所には福岡から参加の3名が早々と到着。こういう時、近い人が一番遅く来るというのが相場です。ははは、その通りでした。
おや?そこをやってくるのは、八太郎さんではありませんか。仕事をサボっての(笑)飛び入り参加ですね。KGHさんのお仲間N藤さんも加わって、総勢8名となりました。
コースの説明をとことんさんから2.5万分の1地図をもとに受け、出発。林道をたどり、森林公園の中途にある堰堤から、沢へと入り込みます。沢といっても、冬場で涸れており、水はありません。ただ、ごろごろの石と岩が今にも崩れそうに積み重なっているだけ。
「え〜! ここを行くのぉ!」誰かが叫びます。
「そーです。」無情な(?)とことんさんの声に、皆喜々として(?)道なき道へと入り込みました。
途中、歩き方、足の運び、崖の降り方、「山勘」の使い方、地図の読み方など、適切なアドバイスを受けながら、急坂を両手両足を使って登っていきました。かおるさんは手袋を忘れていましたが、果敢に藪に挑戦。みんな茨に引っかかったり、落石に注意したり(注意してもラストを歩くぼくの前を小落石が横切ること数度=怖かった=笑)しながら、ゆっくりとしたペースで上がって行きました。
最後の笹薮を泳ぐようにこいで、縦走路に飛び出したときには、みんなから歓声がわきあがります。それぞれが稜線の藪50mほどの間から、別々にあらわれたのです。
「やった!」
「出たぁ!」
みんな、子供の笑顔です。そういえば子供のころには、こんな藪遊びはたくさんやったものでしたね。
あとは通常の縦走路を取り、足立の山頂へ。昼食休憩の後、今度はあたらしく切り開かれた道を下山しました。
初めてやまびこ会のオフ会に参加出来て大変嬉しいです。
足立山は退職後のホームグラウンドですが、今日は道無き道を登りきつかったけど楽しかったです。同行者の内藤さんも同様な感想でした。
私はいつも整備された登山道を登っているのでやぶこぎは新鮮でした。登っているときはふくらはぎが少し痛かったですが今は(9:20分)すっかり良くなりました。今日は頂上に居た時間もいつもより長く関門海峡、鬼ガ城も良く見えたので山口の山にも行きたくなりました。
近郊の小さな山でもルートの選択によっては結構ハードな登山になるのですね。又同様な企画を出していただくようお願いします。
涸沢を登り、道なき道を歩いていると...頭の中でスィッチが入り、日頃眠っている脳の一部分が目覚めるような感覚が! (笑)
藪こぎで「山勘」を養うと言われたとことんさんの言葉が少しだけ解かる気がする。
「ミステリック登山!」聞いただけでもワクワク!どの?道無き道を通るのか? (笑)
・・・さて、地図を見ながらとことんさんの説明です。
「では先ず、地図ではこの個所、ここから登って行きま〜す。」
って・・・えっ??ここ?
平静を装っていたけれど、本心は「え〜〜〜!???」「ここ?」
早速のミステリック! (笑)
この文章を読んでいる皆さんも・・・ミステリック、でしょ?(笑)
小休憩での四方山話の中にも山での知恵が盛り沢山に織り込まれ、学ぶ事はまだまだ沢山ある、 低山といえども山を侮ってはいけない!と改めて痛感しました。
天気にも恵まれ、山頂からは眼下に広がる町並みと関門海峡、目の前は本州、と文句なしの眺望・・・素晴らしい山でした。(桜の頃はこれまた素晴らしいでしょうね〜〜。)
企画して頂いたとことんさん、有難うございました。
ぴろりんさん、落石の恐怖を身を挺して教えてくれて有難うございました。(えっ?挺した覚えはない?)小石でも凶器になる!っと、落石時の声かけ! 「ラクッ! ラクッ!!」と
自宅で練習しておリます....
13日朝、急に行ってみたくなり、ドタ参する事になったわけです。とことんさん、KGHさんには初めてお会いしました。ぴろりん村の方たちとも久しぶりでしたね。やや風が強かったものの小春日和の良いお天気で、とことんさんの親切な説明、ガイドのなか、結構きつい勾配のやぶこぎも楽しく登ることが出来ました。
小文字山は一年を通じてなにも持たず良く登っています。時間があれが足立山までか縦走路途中で引き返しています。麓から小さな道が沢山尾根に延びていて、いろいろ歩いたが、今回のようなやぶこぎは初めてでした。小文字山は低いものの、見晴らしが良く小倉の町並みが眼下に見下ろせるなかなか魅力的な山です。足立山からは戸の上山まで縦走路があるので、次回は是非歩かれて下さい。意外に起伏があります。
皆さん、御世話になりました。 またご一緒しましょう。
桜の蕾が膨らむ頃の山はまだヘビも虫もおらず、草もしげっていないので藪こぎを体験するにはきっといい時期かもしれないと思い、体力的にはちょっと不安もあったんですが参加してみました。超ベテランのとことんさんとやまびこ会のメンバーと一緒なら道なきところでも心強いです。
急坂を木の根に足を置き、幹につかまりながら全身をつかって登っていきます。だいぶ高度をあげたところで、背丈よりもある笹薮がぎっしりと生えているところにつき、そこからは手で笹を掻き分けて、身体を無理やり通して登ります。前が全く見えないなかで、前を歩いていた八太郎さんの姿を見失いちょっと焦りましたが、手で押し広げた先がいきなり開けて、幅の広い稜線に辿りつきました。
「あぁ〜着いた!やったー!」と思わず笑いがこみ上げてきました。
初めて登った足立山は、もう一度同じ道から登ろうと思っても、二度と登れないと思いました。
良い体験をさせて頂きまして、ありがとうございました。
「頂上までの道は、決められたものだけではない。自分で自分の道をつくることができる。」そんな可能性を感じたやぶこぎでした。山の楽しみが数倍にも膨らみました。
でも今はイメージだけ・・・。それができるように少しずつ、鍛えていきたいと思います。「山勘」がきくように、私もとことん、やってみるかな〜(笑)。
久し振りにワイワイガヤガヤの楽しい山行でした。小纏まりのプライベ−ト登山ヤッパいいすネ〜
やぶこぎは全身を使うし通常の登山では使わない筋肉を使うので、ひょつとして♪もしかして♪♪〜筋肉つう??良かったぁ〜あんたは若い証拠、明日か明後日の人は--むむむむむ今口をしっかり手で押さえとりますデス{笑い}
やぶこぎはいわゆる<山感>と<読図>を養う上でとても有効だと思います。
山で迷ったとき落ち着いて冷静に行動する術でもあります。迷うと確かなル−トへ早く戻りたくて足早になり息切れ状態と焦燥でパニックとなり急速に体力を消耗します。夏凍死したと聞いたこと有りませんか、疲労困憊の末エネルギ−源の食料がないと体温低下をきたし凍死します、まさかと思うかもネ、でも事実です。
ヤブコギの時テ−プマ−キングをして後日これを辿ると上記の山勘等は全く無意味と成ります。整備されていないル−トでマ−キングが突然なくなりル−トシファイディングする事は良くある事ですが、慣れない人はここで迷い運良くル−トを見つけれないと遭難騒ぎとなる事も良くある話ですね。私も何度も救助活動の経験しましたが生きてる人の時とても嬉しいのですが、そうでない時とても悲惨な思いにかられます。
人があまり入らないル−トは木が育つにつれテ−プは切れ落ち育ちの悪い木のテ−プがまばらに残ったとき上記の事を誘発します。山での中高年の事故が多い昨今未経験者の事故防止に心したいものです。
低山といへども侮るなかれましてや薮こぎにおいておや。山で死にそこないの老岳人の独り言。
また安全で楽しい山しましょう、今後共よろしく〜♪♪