われら青春!! 立石山

夕陽に向かって叫ぶ企画・・・のはずだったんだけど・・・

日 程 平成14年 3月21日(木・春分の日)
山 域 立石山(福岡県糸島郡志摩町)
コース 芥屋海水浴場登山口〜立石山〜東側登山口
参加者

(敬称略)

風来坊 ペコ、ムーミンママ、syber、NRB、カズ、さとちち   

※ お食事会@小汚い居酒屋のみ参加者⇒POPOPO、毘沙門

すぐに分岐があります

ちょっと急坂。大丈夫?

 

山頂での記念撮影(撮影:ムーミンママさん)

 

<紀行文・写真提供:さとちち(なぜか飲み会の写真がない・・・)

<HP作成:参加していないぴろりん>

登山口付近にはヤブツバキが・・・

岩も少し出てきました

山すその山桜

振り向けば・・・

岩を攀じ登り・・・

意外な高度感

展望所で休憩

岩場を行く・・・

叫ぶペコさん

叫ぶNRBさん

もともと、女性の多い福岡西部同盟向けに、ロマンチックな雰囲気を求めて企画された山行計画(うそうそ、実は酒好き西部同盟の宴会の口実!=笑)でしたが、西部同盟メンバーはひとり抜け、二人抜け…

これではいかん!と義勇兵を募ったところ、福岡市南部方面から風来坊さんとNRBさんという心強い「つわもの」お二人が参加、それにペコさんのお友達のムーミンママさん、syberさんとおっしゃる女性お二人、そして当日、坊がつるの野焼きをあきらめたカズさんがドタ参で、総勢7名、寂しかったこの企画もなんとか盛りあがりそうな予感が出てきました。

当日は、早朝からの雨と突風でとても山に出掛ける天候ではありませんでしたが、予報では昼過ぎから晴れ! 春先特有の急激な天候の変化に期待を寄せて「突然中止あり」で決行することとしました。

確かに、昼過ぎには雨はやみ、風もかなりおさまってきましたが、予想外の深い黄砂で、遠方への視界が悪くなっています。しかしものは考えようで、もしかすると、この黄砂の中に幻想的な夕日を見ることができるかも…

ということで、風来坊さん、NRBさんとの待ち合わせ場所、筑前前原駅まで車でGO!!

途中、ペコさん達お姉さんグループから「もう芥屋海水浴場に着いた」との電話。

こちらもあとを追いかけて16時過ぎに集合場所の芥屋海水浴場へ…

ところが、先についたはずのペコさん達がいない! そういえば、さっき冗談っぽく「イカの活造りでも食べて待ってる」とかなんとか…? ペコさんに電話すると「まだ、てんぷらが出てこないのよ!」って、おい!!(笑) 本当にイカ食べてたのね。(笑)

いか天をつつんでもらったペコさん達がやっと到着するころに、カズさんも到着。

天候も、黄砂は相変わらずながら風は随分静かになって、いけそうな感じです。

海水浴場の駐車場からペコさん、カズさん、さとちちの運転手3名は下山先である東側の登山口付近まで車を移動し、海水浴場側登山口のある閉鎖されたビーチホテルの駐車場で全員集合。

恒例の自己紹介などをすませ、今回は初心者の方が2名いらっしゃるので、簡単な注意事項など説明をして、16時30分過ぎ、いざ出発!!

ビーチホテルの裏手にある登山口へ、土手のようなところを登って、ゆっくり歩いて行くと足元や頭上のあちこちにヤブツバキが…

すぐに、展望所との分岐があり、立石山に向かう登山道は左へ。

しばらくは気持のいい雑木林の中の道です。

初心者のお二人は、すこし急な登りに苦労をされているようですね。ゆっくり、ゆっくり登っていくと、さっきから波の音が響いているのに気がつきます。誰かが「波の音を聞きながら山を登るのは不思議な感じがする」とおっしゃってましたが、本当その通りです。

10分も歩くと少しずつ眺望が開けてきて、振りかえると芥屋の海水浴場や「芥屋の大門(けやのおおと)」、その向こうの玄海灘も濃い黄砂にかすんでいます。

15分ほどで足元は岩が露出している道となり、山側には満開に近い山桜がちらほらと…、海のほうはさっきより高い位置から玄界灘や糸島半島・野北の海岸線が続いているのが見えます。

途中、展望所がありベンチがひとつ、海に向かって設置されています。この辺りから、ちょっとした岩場のような高度感を味わえるのですが、最近少しずつ高所恐怖症の症状が和らいできたぼくが「山歩きはじめたころは、こんなところも怖かったんですよね。」と言って振向くと、あれ? syberさんが付近の岩にしがみついてえらくビビッてますよ。(笑) ぼくより重症の方がいらっしゃったんですねえ〜(笑)

調子にのったぼくは「ここいらは、落ちてもその辺の木に引っかかるから大丈夫ですよ。」なんて、前に誰かから言われたようなことを言ったりして、余裕を見せたりなんかします。(笑)

ん?後ろの方から不穏な動きを感じて振り向くと、NRBさんとカズさんがこの付近に登れそうな岩で、ぼくが怖がりそうな岩を探しているようです。おー、くわばら、くわばら…、とっとと先を急ぎましょう!

稜線に出る少し手前の大きな岩の間に塩ビパイプで作られた鳥居と小さな祠があり、これを通りすぎ、道は岩と岩の狭い隙間を通りぬけるようになっています。「NRBさんとカズさん大丈夫かなあ?」(笑) これを全員無事通りぬけ、すぐ目の前にこんもりと山頂付近が見えてきます、と思ったら擬木の階段をひと登りですぐに山頂、17時10分、登山口から約40分ほどの道程でした。

 山頂は木々に囲まれた中にベンチが二つと三角点、眺望はないので少し先の西側に眺望の開けた岩場まで出ます。う〜ん、やっぱりお日様は、黄砂の向こうにかすかに見えるだけです。ちょっと寒くなってきたので、風の当らない山頂のベンチへもどって、まずはビールで乾杯!!ペコさん達のイカ天はとってもおいしい!!(活造りも食いたかったぞー!)

しばらく、なんだかんだとしゃべっていると、ペコさんが山頂の西側に「唐渡岩(小岱山のレポート参照)」みたいな岩場があるといって、ぼくを連れて行こうとします。

いや、ペコさん、この山はもうある程度知っているので大丈夫ですよ!!(笑)

その岩の付近からNRBさんが「夕日に向かって叫ばないかん!」と叫び始めます。

「お〜い!!」

この日、天候がよければRANさんとパラグライダーで空の散歩(デート)のはずだったNRBさんの気持を察して、そのあとの言葉は、ぼくが代わりに写真に書きこんでおきました。(笑)

そして、ペコさんは…

「YU−さ〜ん、おめでとうー!!」って、なにが?  

…そう、この日はYU−さんの誕生日だそうです。ペコさん律儀!!

17時50分頃まで山頂に粘りましたが、黄砂はますます濃くなるばかりで、さっきまで見えていたお日様の姿もまったく見えなくなりました。これは、明るいうちに下山して「夜の部」を早くはじめたほうが良いということで、下山開始です。

途中小さなピークを2つほど越えますが、この辺りは最近山火事があったようで、結構広い範囲で、たくさんの木々が黒く炭化しています。これが元の状態にもどるには、長い年月を要するのでしょう。

さっき車を置いてきた東側の登山口までは、山頂から約15分、用意したヘッドランプをつけるまでもないほど明るいうちに全員無事下山!!

はじめて山を歩いたムーミンママさんとsyberさんにはとても充実感を味わっていただけたようですし、山慣れたカズさんやペコさん、ベテランのNRBさん、風来坊さんにも、歩き足りない(?)ながら、いつも登る山とはちょっと違った雰囲気で、楽しんでいただけたのではと思います。

夕日は残念ながら見ることができませんでしたが、手軽な山なので、春から夏にかけて、天気の良い日にまたみんなが来てくれると、世話人としてもとってもうれしいですね。

…さて、その後の「夜の部」??

西部同盟の本拠地(?)である西新に移動し、毘沙門さんとPOPOPOさんを加えて安居酒屋で大騒ぎとなったのでした。ほんと「山」を肴にお酒を飲むと、翌日大変なことになってしまいます。(笑)

みなさん、お疲れ様でした!!

           

   山火事のあと                               山桜は満開?


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