笑顔で歩いた、三郡縦走


場所 三郡縦走(福岡県) 山行日 '02/4/7(日)
参加者 NRB、さとちち、なべ、風来坊、毘沙門、ぴーこ、
(特別ゲスト)あかげら
コース 竈神社〜宝満山〜仏頂山〜三郡山〜砥石山〜ショウケ越え〜若杉山〜篠栗

<世話人>風来坊
<紀行文>各自100文字感想文提出形式
((毘沙門、山行についての思い))

 参加者の皆さん、お疲れさまでした。山行途中のレポートは,他の参加者の皆さんにゆずり,今回の山行について私の思いを書いてみます。ひとりで歩くとつい,つい怠惰心が頭をもたげてきて,予定時間をオーバーすることしばしばで,ときには途中昼寝などする私です。

 今回は風来坊さんのご指名で先導役を引き受けることになりました。何とかその責任を果たすべく,山行日の2週間ほど前から,近場の四王寺山に登り体調を整えたかいあって,若杉山まで無事到着しその責任を果たす事が出来ました。しかし何もぐちをこぼさず,ただひたすら,ついて来てくれた参加者の皆さんに感謝,感謝です。でも宝満山の5合目であかげらさんに撮ってもらった写真をあとで見たとき,皆さんちょっぴりお疲れの表情でした。前ばかり見て歩いていた私としては,ちょっと反省しています。皆さんごめんなさい。

 若杉山登山口で、なかむとし代表の車にひろって頂いたときは,内心ほっとしたものです。若杉山頂から篠栗駅までの車道は,いつもうんざりするんです。

 最後に風来坊さん。計画から2度の下見。直前のバスの発車時刻の変更の連絡など大変でしたね。でも参加者の皆さんが心から喜んでくれたことで、それまでの苦労も吹っ飛んだと思います。又楽しい山行計画を期待してます。




((さとちち的山の宿題提出))

経験豊富なメンバーにまぎれこんで、不安でいっぱいのぼくも、何とか皆さんについていくことができて感激です。「三郡山地縦走!」という本趣旨から外れ、寄り道しては風来坊さんにご迷惑をおかけしたかと…(笑)NRBさんと二人で花を見つけては、カメラをパシャ、パシャ…で、見つけた花・草花は…
コバノミツバツツジ、クロモジ、シャガ、カンアオイ、ツクシショウジョウバカマ、ムラサキケマン、キケマン、フデリンドウ、サツマイナモリなどなど…
特に縦走路のいたるところにできたクロモジの黄色いトンネルはすばらしかった!!


((NRB三郡縦走クイズ))

三郡縦走で見た花です。中に一枚いたずらしたのがあります。さてどれ(何番)でしょう?そしてそれは誰がしたのでしょう?
(名前は、写真の横につけてください)

1. ハナミズキ
2. シャクナゲ(白)
3. シャクナゲ(ピンク)
4. ツバキシャクナゲ
5. スミレ
6. カンアオイ
7. ショウジョウバカマ
8. クロモジ
9. アオキ
10. シャガ
11・ ヤマブキ

((風来坊の三郡縦走見聞録の巻))

4月7日、午前7時30分頃西鉄都府楼前駅に着くと、すでに毘沙門さんとNRBさんがいた。挨拶もそこそこに近くのコンビニに毘沙門さんと連れだって昼飯を調達に行った。前回の四王寺山の時と違い、今日は女性軍が少ないか余りおすそわけは期待できないと思い、しっかりとしたコンビニ弁当を買った。定刻に、集合場所の竈門神社に向かうまほろば号というバスに乗車。乗ってすぐ、どうしたわけか毘沙門さんがバスの行き先が違うと騒ぎ出す。だが心配をよそにバスは目的地の太宰府方面に向かい一安心した。

太宰府駅前で、なべさんとさとちちさんがまほろば号に乗り込み、終点の内山(竈門神社前)で下車。集合場所を竈門神社としていたので上の拝殿のところでぴーこさんを待つことにした。今日のメンバー6人の中でぴーこさんは唯一の女性、それも初参加の女性であるが故に5人の中年男組の期待は自然と高まった。うまくぴーこさんと合流できればいいんだがと案じていたら、携帯電話が鳴り、ピーこさんは下の駐車場にいるという。

早速ぴーこさんに竈門神社の拝殿の所まで上がってもらい、無事6人のメンバー(毘沙門さん、NRBさん、なべさん、さとちちさん、ぴーこさん、風来坊)がそろった。当初、参加予定であった山姥さんは急用で、れもんさんは花粉症のため来れなくなり、残念である。それでは出発と毘沙門さんを先頭に歩き出す。登りなれた宝満山の正面登山道、何事もなく順調に進む。その時、前方で突然珍鳥「あかげら」が現れた。鳥にしてはずいぶん大きい。近寄ってよく見ると、「あかげら」ではなくやまびこ会のあかげらさんだった。あかげらさんは見送りのため、わざわざ山の中で我々を待っていてくれたのだった。おまけに差し入れをいただいた。

あかげらさんの声に励まされ、一同、宝満山の急な石段をものとはせず、確実に高度を上げていく。4合目の水場で一休憩。にぎやかなメンバーも百段ガンギの急な石段では会話もとぎれ、黙々と登っていく。途中の広場で2回目の休憩を取り、さらに登ったところで芭蕉の句碑に出会う。ぴーこさんが「なんて読むのかしら?」と首を傾げていると、なんと毘沙門さんがすらすらと「世の人のみつけぬ花や軒の花」と読んでいく。すごい人だと関心していると何のことはない。すぐ横に現代人にも読めるよう札が立っていた。

途中、僕の携帯にれもんさんから電話が入ったが、、電波状態が悪く良く聞き取れない内にすぐに切れてしまった。予定より早く宝満頂上に着く。今日は全体に曇っていて見晴らしは悪い。宝満山の下りはいきなり岩場から始まった。岩場が苦手という、なべさんやさとちちさんも無事鎖を使って下へ降りることができた。キャンプ場には寄らないこととし、直接仏頂山へ向かう。空は曇り、見通しは悪いが、風が何とも心地良い。熱くもなく寒くもなく4月のこの時期の三郡縦走路は非常に快適だ。「気持ち良いですね」と、ぴーこさんからも感嘆の声が出る。

そうこうするうちに、さとちちさんとNRBさんの縦走路を彩る草木の名前当て競争が始まった。二人とも良く草木の名前を良く知っている。ほとんど何も知らない僕は唖然とするばかり。中でも落ち葉に混ざってとても花には見えない小さな花を、さととちちさんが見つけたのには驚いた。
だが、僕はすぐ忘れてしまう。「あの花の名前なんといったかな?」(三郡縦走路で見つけた草木の名前はさとちちさんとNRBさんの山行報告を見て下さい。)一方、なべさんは山の名前に詳しい。問題 「頭巾山」と書いてなんと読むか?

答え 「とっきんやま」

余談だが、単独行が多い僕は草花の名前はもちろん、山の名前やガイドブックに載っていない登山道など知らないことが多く、やまびこ会に入って随分賢くなったような気がする。11時20分頃だったろうか、三郡山頂上に着く。予定より早く着いてしまい、昼食をどうするか迷っていたら、NRBさんの「腹減った。」の一声で予定通り三郡山頂上で昼食を取ることになった。

三郡山頂上の標識がある少し高くなった岩に腰掛け、それぞれ持参してきた弁当を広げ楽しい食事の始まり。なべさんとNRBさんはビールを飲み、さとちちさんはキャベツ入りの美味しそうなラーメンを作っていた。僕と毘沙門さんはコンビニ弁当だが、山で食べるとこれが一流レストランの食事より美味しく感じられるのだから山歩きは止められない。ぴーこさんから僕のコーヒーを美味しいと言われ、うれしくなる。ビールも良いけど山で飲むコーヒーも格別だと思う。NRBさんは食事もそこそこに無線交信で忙しい。
うまく繋がったのかなあ?

50分ほどで食事休憩を終え、砥石山に向け出発。三郡山を過ぎても快適な山道が続く。さとちちさんとNRBさんは相変わらず、草木の名前当てで忙しく、立ち止まっては写真をバチリ。そうこうするうちに前砥石に到着。ここで、あかげらさんからの差し入れをみんなでごちそうになる。冷たくて美味しい。アッという間になくなってしまい、僕は2口しか食べられなかった。でも、あれは何だったんだろう?
一説にはタクアンというが???。

砥石山の登りは結構きつい。急坂を登っては平坦となり、それを4回繰り返し、ようやく砥石山の頂上だ。しかしみんな元気がいい。ほとんど休憩も取らず、すぐに出発。鬼岩谷を過ぎ、ショウケ越えへ下る。長い下りの後ショウケ越えで休憩。もうここまで来れば最後の目的地若杉山までもう一息、予定より早いペースできているので気が楽になり、みんなの話も弾む。話の話題は下山後どうするかになった。こうなると毘沙門さんの出番だ。「帰りに一杯やりましょう! 博多駅近くでどうですか。」「びーこさんはどうされますか?」「はい、ビール飲みます!」とひときわ大きな声で初参加で紅一点のピーこさんから返事があった。これには男性陣大喜び。

さすがやまびこ会だ。酒宴の話になるとすぐまとまる。若杉山への登りも何のその、みんな健脚揃いだ。最後の杉林の中の急坂を登りきったところに、今日歩いた宝満山からの山並みがよく見える場所がある。宝満周辺の山に詳しいなべさんから見えている山のどれがどの山なのか教わり、よく歩いたものだとみんな感慨深げであった。予定の時刻に若杉山山頂に無事到着し、近くの売店で休憩。缶ビールで乾杯。若杉山からの下りから、毘沙門さんに代わり僕が先導する。地元の町が新しく整備した遊歩道を下る。

何でも新たに杉の大木が見つかったということで、下見の時にはなかった杉の大木への回り道もできていたが、そこには行かず予定の道を下った。これは後で他の人から聞いた話だが、新しく見つかった杉の大木は若杉山の由来ともなった杉の大木「綾杉」より遙かに大きい巨木という。何とも惜しいことをしてしまった。新しい杉の巨木を見ておくべきであった。途中なかむとし代表とNRBさんの携帯電話が繋がり、なかむとし代表が下の若杉山登山口まで車で迎えに来られると言う。ありがたい。何しろ篠栗までの車道歩きは長いから助かる。

楽園で一休憩し、遊歩道をさらに下り、車道に出る。若杉山登山口でなかむとし代表の車に乗せてもらう。ぴーこさんは娘さんと連絡が付き、娘さんが車で迎えに来ることになり篠栗で別れることになった。博多駅でのビールでの打ち上げを楽しみにしていたピーこさん、娘さんの出迎えは痛し痒しの心境ではなかったんじゃないでしょうか?博多駅近くのなかむとし代表経営の店「紅虎」で盛大に打ち上げして楽しい一日が終わった。、

最後になりましたが、参加者の毘沙門さん、NRBさん、さとちちさん、なべさん、ぴーこさんお疲れさまでした。あかげらさん、なかむとし代表、それに、れもんさんら三郡縦走のメンバーを応援していただきだいたやまびこ会の皆さん、どうもありがとうございました。


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