名残りミツバツツジの雷山・井原山


場所 雷山・井原山(福岡県) 山行日 '02/5/5(日)子供の日
地上:晴、山沿い:曇
参加者 ・本隊(出発時点) 
ほたる、山好き夫、ein、ぴーこ、黒兎、ワタスゲ、かおる、jada19、かつら、あかげら、風来坊、うさぎ、きょん、さとちち(14名)  (敬称略)
・山頂合流部隊                           
甘木のあいちゃん・よしきくん・ゆりちゃん、RAN、てつ-2、毘沙門、ITOのこざる、ゆう&パッキー、れもん、なかむとし(11名)    (敬称略)
コース 雷山観音〜清賀の滝〜上宮〜雷山〜井原山〜水無鍾乳洞〜野河内〜西新(本
隊)

<世話人>   さとちち
<紀行文>  有志感想文提出形式にて 黒兎、さとちち、ein、JADA19、てつ-2
<写真提供> さとちち、てつ-2
       ●黒兎さんのレポート

 参加者の皆様、お疲れさまでした。HPを見て何となく雰囲気はわかっていたつもりでしたが、やはり集合場所に行くまではちょっとドキドキ。輪の中に入ってみるとHPの雰囲気そのままで安心しました。でも他の人の大きなリュックを見て、「確か日帰りだったよなぁ・・・」。歩き始めてみると、4ヶ月ぶりということもあり、ちょっときつかった。

 でも小休止+花の撮影会で結構休憩があり助かりました。ミツバツツジはほとんど終わっていましたが、今まで気にしなかった周囲に色んな花があることを知って新鮮な驚きでした。井原山山頂では他のルート組も加わって大きなグループ。今まで職場の少人数でしか行った事がなかったので、これにもびっくり。さらに驚いたのは、頂上での大宴会!大きなリュックの秘密がやっと判明。色んなものが出てくる出てくる・・・。登山では「何を持って行かないか!」というくらい荷物を減らすものと思っていたので、こういう登山もあるのか!と目から鱗の思いでした。

 下山後の反省会(?)を含め、とても新鮮で楽しい一日でした。ありがとうございました。

とても楽しそう
 

  
             もう少しで休憩




   ●さとちち氏、井原山を振り返って・・・●


「ゴールデンウイークはどうしよう?」
西部同盟(注1)のメンバーの一部で思案の末、思いつきで、ミツバツツジ(注2)の雷山・井原山縦走計画が持ち上がったけど、メンバーで参加できるのは3名だけ。
     
 ちょっとさびしいので、やまびこ会の掲示板で「詳細未定、参加表明不要、ドタ参・ドタキャンあり」で、皆さんをお誘いすることに。「まあ、連休1週間前に急に募集しても、朝も早いし(朝7時集合)参加されるのは2,3人くらいでしょう、5人くらいでのんびり歩きましょう。」 …ところが、「ミツバツツジ」が効いたのか、参加表明だけでも10名を超え、一大オフ会となたのでした。

 今回、なぜか北九州など遠方からのご参加も多いので、前日21時には天気予報を基に決行を決めたものの、当日の早朝から福岡市内は深い霧の中。それでも予報には晴マークさえ見えます。「まあ、何とかなるでしょう!」と集合場所の筑前前原駅へと地下鉄に乗り込むと向こうの車両で手を振るあかげらさんと山好き夫さん。あー、あかげらさん眠そうだけどやっぱり早起きしたんですね。(笑)姪浜からは西部同盟の指揮官きょんさんと指揮官補佐のうさぎさんが合流。前原駅に着くまで、静かな車内にぼくたちの話し声だけ響きます。さっきから、向こうの席にひとり座っておられる女性も、ザックを背負い山行きのご様子…と気になっていたら、筑前前原駅に着いて、この方が今日初参加のeinさんと判明。(笑)前原駅前のバス停で待っていると、北九州・福間方面から予定通り黒兎さん、ぴーこさん到着。おはようございます!って、ん?…あー!かつらさーん!!参加表明はなかったけど、突然参加してくれました。うれしいですねぇ、こんな風に誰が来るかわからないところも今回の楽しみのひとつです。

 山頂には誰が来てくれるかなあ。車で来るかおるさん・ほたるさん・ワタスゲさんのグループからは、直接登山口に行くとの連絡、今日最も遠方から参加のjada19さんは、JRの遅れでバスの時刻には間に合わないとの連絡で、タクシーで登山口まできていただくことになりました。バスの到着を待っていると、先日から「ワッペンを売りに行く」と宣言していた、POPOPOさんが、本当にわざわざワッペンを売るためだけに車で福岡市南区の果てからやってきました。おつかれさまです。(笑)せんべいの差し入れ付だったので、快くみんなワッペンを買っています。(笑)そうこうするうちに、予定通り7時9分にバスがやってきてみんな乗り込みます。窓の外は相変わらず深い霧で、町並みや田んぼの風景なども全く見えません。「大丈夫かなあ」と思う一方「地上が霧なら、稜線からは雲海が拝めるかも」という期待も膨らみます。

 バスが雷山麓の坂を登り始めると、少しずつ霧が晴れてきて、稜線の向こうに青空も見え始めました。20分ほどで雷山登山口のある雷山観音のバス停に到着。北九州自家用車組とjada19さんを待って、みな思い思いにストレッチをしたりして、準備を整えます。7時40分過ぎには全員そろい、恒例の挨拶と自己紹介など済ませ、8時前には出発です。今回、個人的に登山道や縦走路脇の草花をできるだけ見て歩くという目的があったので、パーティーの先頭にもかかわらず、途中頻繁に立ち止まることは皆さんに無理やり了承を得て(得たのかなあ?)歩き始めます。登山口に入ってすぐ、沢沿いにヒメレンゲを見つけ「ぱちり!」

 集落を過ぎ、杉林に入ってあまり興味深い草花は見当たりません。沢沿いの杉林の中をゆっくり登って行くと約30分で清賀の滝につきます。この先の尾根の急坂に備え少し休憩です。みなさん、清賀の滝にカメラを向けたり、なにやら楽しげにお話したりしています。さて、10分ほどの休憩が終わり丸木の橋で沢を右側に渡って尾根に取り付きます。杉林の中、急坂をゆっくり登って尾根に上がっても坂は続きます。このあたりには、ホウチャクソウ等の草花が見られます。秋に見つけたレイジンソウも、もう、葉を茂らせています。しばらく杉林の中を登ってゆくと、いつのまにか照葉樹の自然林の中を歩いています。

 かろうじて残っていたヤブツバキが頭の上と足元に赤く彩りをつけ、その周りはすがすがしい新緑。大きなアカガシの木の横をとおり、しばらく行くと、さっきから鳴声で野鳥の同定をしていたあかげらさんが突然「あ!!」何かを見つけたようです。「これ、キクラゲじゃない?」といったとたん、後ろのほうにいたかおるさんが飛んできました。(笑)「今日の昼食ラーメンの人、採っていったら?」かおるさんの目は輝いていますが、なにぶんキノコの判断にはみな自信がなく、ここは無難に触るだけにして通り過ぎます。登山道はいつしか尾根から山腹の北側を巻くようになり、右側にカエデやコナラ、リョウブ、イヌシデ等落葉樹の自然林になり明るい日も射しはじめ、気持ちのいい山歩きにみなさん満足そう。みなさんのこういう顔を見ることができるのは、自分の好きな山を案内する喜びですね。

 左手の土手にはギンリョウソウや数種類のスミレなどが見られます。相変わらず、草花を見つけては写真を撮るぼくのペースがみなさんにうつってしまったのか、後ろがついて来ないからと振り返ると誰かが写真を撮ったりしています。幸い、前後に他の登山者もいないし、たまには集団でこんな山歩きもいいでしょう。(笑)鎖が固定された枯れ沢の岩場をへつり、また杉林に入ると雷山上宮はまもなくです。

 暗い杉の林から自然林の中の上宮を見ると、緑色に光り輝いて見えます。ここで、10分ほど休憩、このあとの山頂まで続く急坂に備えます。ここには、毎年ツクバネソウが咲いているので、それを確認。やっぱり今年も会えました。いつのまにかみんな山好き夫さんを囲んで山好きさんのスノボの話に大笑いしながら盛り上がっています。さて、休憩も終わり杉林の中の坂を黙々と登ります。と、「うしろに別の登山者がいるから道を譲ったら?」といわれ振り返ると、確かに別の登山者が…って、おおー!!風来坊さんですよ!!同じコースを遅れて出発して、のんびり歩きの本隊に追いついてしまったようです。風来坊さんもまさかこんなに早く追いつくとは思っていなかったらしく、驚いています。(笑)

 健脚の風来坊さんを迎え本隊14名は最後の急坂をゆっくりと登っていきます。しばらく、美しいブナの林の中、急坂を登りつめると傾斜は少し緩み、新緑の向こうに雷山山頂の影が見えます。ところが、毎年ここで迎えてくれるミツバツツジが、見えません。よく見ると、どの枝もすっかり緑に包まれ、期待したピンクは足元に散らばっています。「やっぱり遅かったか!!」でも、雷山付近のほうが井原山より少し早いはず、今日の核心の井原山に望みを持ちましょう。

 雷山山頂では20分ほど休憩し、POPOPOさんのせんべい食べたり、記念撮影したり、ワタスゲさんの大食ぶりに大笑いしたり…すると、天候は回復傾向に見えたけど、山頂付近にはガスが立ち込めてきました。休憩を終えて、早速井原山への縦走にかかりましょう。開放的なミヤコザサの道を少し下り縦走路に入ってしばらく行くと、高さ2〜3mくらいの潅木の明るい林の中、ここも気持ちよく歩ける道です。これからは、ブナ、ミズナラ、リョウブ、カエデ、シロモジなど落葉樹の明るい新緑の中、足元にはホウチャクソウ、ミヤマナルコユリ、ギンリョウソウなど初夏の花、カンアオイのじみーな花を探したりしながら、あかげらさん達は鳥の声の話をしたり…1列にはなっているものの、前後が離れたりくっついたり、みんな好き勝手に歩いています。(笑)

 まあ、今回は完全自己責任(のはず?)の山行なのでいいでしょう。(だめ?=笑)のんびり縦走路を進み、洗谷への分岐を過ぎ、三つ目のピークを登りつめた頃、井原山山頂付近からヘリコプターの爆音が響いてきました。周りは小鳥達の声でいっぱいだったのに…ただ、かなり低く飛んでいるようなので、けが人でも出たのかもしれません。それなら、致し方ないけど、人間のつくったものはなんと無粋な音しか発っせないものか…同じように空を飛ぶ鳥達はなんと静かに、優雅に飛び、美しくさえずるものか…と救助かもしれないヘリに変な言いがかりをつけてみたりします。やがて、ヘリの爆音も遠ざかり、最後のピークを下りたわれわれ本隊は、ミツバツツジのトンネルをくぐりながら歩きますが、残念ながらもうほとんど花は残っていません。まあ、気を取り直して、別働隊が待つ山頂を目指しましょう!後部は、少しゆっくり歩くからとのことで、最後部を固めるうさぎさんときょんさんに任せ、前部の7名ほどが少しペースをあげ、山頂を目指します。

 正午過ぎやっと井原山山頂到着です!!山頂からの眺望は、ガスでほとんどありません。先着されたRANさん、てつ-2さんのミュージシャンコンビ、あいちゃんさん親子、毘沙門さんが「おそーい!!」といいながらも笑顔で迎えてくれます。やがて、到着した後続隊もそろい、さてさて、宴会の準備です。とそこへ…「おっ、だいひょー!!」飛び入り参加のなかむとし代表それから、井原山の師匠(勝手に言ってます)、ITOのこざるさんもおいでいただきました!!お初です!!うれしー!!!れもんさんは、お友達(美女軍団)と古場岳から早めに登って来られて、さっきから別の場所で休憩されていたようですね。みなさんと挨拶を交わされています。

 さて、酒好きの西部同盟の首謀者3名はスパゲッティーの準備をしながらビールでカンパーイ!!みんな、思い思いに食事の準備をしています。やがて、ワインは出てくるは、ぜんざいを作っている人はいるは、中村屋のおにぎりが回ってくるは…井原山山頂はいつものやまびこ会のペースに包まれていくのでした。

 ふと気が付くと…もう午後2時前です。「え〜、ここに2時間もいたの?!」ってことで、今回は、各コースばらばらに下山するので、名残り惜しいけど解散です。みんなで集まって、挨拶ともう一度自己紹介をして、記念撮影で解散!!

 佐賀県側古場岳方面へ下りるあいちゃんファミリーご一行様、なかむとし代表とITOのこざるさん率いるダルメキ谷コース隊、本隊は水無鍾乳洞・野河内方面へ…しばらく稜線を東へ進み、左のほうへ尾根を下っていくとすぐに急下降、すべる足元に注意しながら20分ほどおりると沢に下り立ちます。これからは、気持ちのいい沢沿いの道で、この時期はキツネノカミソリの葉が登山道の両脇の地面をすべて覆い隠しています。すこし、メンバーが入替わった本隊は、それでも相変わらず草花や野鳥や酒(?)の話などしながら、きれいな沢を数回渡り、1時間ほどで水無鍾乳洞の駐車場に到着です。

 この先は、無舗装ながら広い林道でみんな、ばらばらと2、3名ずつに分かれて、やっぱりのんびりと歩いていきます。1時間ほど歩いて、16時過ぎにやっとバス停のある河内渓谷の入口に到着。ところが、三ツ瀬峠から下りて来る国道は、行楽帰りの車で渋滞です。バスも、到着時刻を30分ほど過ぎても来そうもない。協議の結果、歩いて15分ほど下、別のバス会社のバス停まで歩くことになり、また、ゆっくり歩きはじめます。

 バス停につくと発車まで、30分近く時間があります。「むこうに酒屋がありますよ」というと、みんなぞろぞろとその酒屋に向かって歩き出します。酒屋でビールを買い込み、バス停のすぐ前の川縁に陣取り、ぐびぐびとビールを飲んでいると、なんとさっき上のバス停で待っていたバスが行ってしまいました。でも、アルコールの入ったみんなは、「しょうがない、こっちのバスももうすぐ出るし」…余裕です。(笑)
 無事17時29分発のバスに乗り、一路反省会々場の焼き鳥屋のある西新へ…西新に着くと、用事のあるらしいかつらさん以外、全員反省会出席です。(笑)この焼き鳥屋がまたすばらしい。11名のメンバーは肩幅いっぱいの狭い階段を上り、2階に通されるとそこはビール箱の足に天板を無造作に打ちつけたテーブル、薄暗いランプのような照明、これはまさに山小屋の雰囲気です。まずはビールで乾杯に始まり、全く反省の色のない反省会は、盛大に始まったのでした。(笑)…その後、山好きさんをはじめとした南区組(南部同盟)は、さらに地元大橋の街で反省をしたとか…

 それにしても、山に行ったんだか飲みにいたんだか??ミツバツツジのことすらすっかり忘れて、楽しすぎる山行きでした。(笑)みなさん、ありがとうございました。

注1:西部同盟:
やまびこ会メンバーのうち福岡市旧西区(西区・早良区・城南区)以西に住む人たちのご近所同盟。

注2:ミツバツツジ:
この山域に自生するのは、コバノミツバツツジです。


  
            山頂にたつ!!
    
              ヒメレンゲ

   ●てつー2さんの別働隊レポート●

 え〜、ドタ参しました、へなちょこ2人組の相棒、てつー2です。実は、この日、RANさんと基山にオオルリを見に行こうと計画していたのですが、前日の夜から福岡市内も濃い霧が立ち込め、「こりゃあ、2人では遭難するバイ」ということで、急遽、井原山・雷山オフに参加させて頂く事にしました。

 とはいっても、本隊集合時刻には間に合いそうにありません。それで、11時30分の井原山山頂での集いを目指して、井原山登山口〜ダルメキ谷〜山頂の往復コースを選択。 現地に向かいました。

 頭の中は基山になってましたので、途中、五十嵐先生の本を熟読。「ん〜、沢があるバイ」「わ、鍾乳洞もある」「おお、滝げな」などと、ぶつぶつ言っていると到着です。ホントに、こんな2人で大丈夫なんでしょうか。。。。

 井原山登山口バス停付近の空き地に車を止め、9時前ごろからスタート。霧も晴れており、気温も快適。 昨夜の悪天候がウソのようで、またまた日ごろの行いのよさに感心していると、やがて登山口の看板が見えてきました。

 「なんだ、ここに駐車できるやん」
 「あら、そうね」

 登り始めると、とたんにあちこちから鳥の鳴き声が聞こえてきます。しばし、立ち止まって探しますが、なかなか姿を捉えられません。

 「お、いたいた、あそこ」
 「どこどこ、あ、ホント」
 「何の鳥やろ」
 「何の鳥でしょ」

 確認できても、判別できないへなちょこ2人組です。(爆)地面がかなり水気を帯びてきたなと思っていたら、沢に遭遇。これからしばらくは、沢伝いに登っていきます。昨夜の雨で水量を増しているようで、爽快な清流が元気のいい音を出し、日常のアカを洗い流してくれるようでした。辺りは、至る所にシダが群生しています。 草木はこれからが若葉の時期なんでしょうか、シダをはじめ、あらゆる植物の緑がとってもピュアな緑です。 こういう色に囲まれると、日ごろ、なんてくすんだ色の中で生活しているんだろう、とつくづく思います。

 気持ちのいい沢ではありますが、渡るとなると、ひと苦労です。水かさが増したところでは、危険なところもありましたが、なんとか無事クリアして登っていくと、やがて、ドドーッという大きな水音が聞こえてきました。

 「隊長(RANさんが隊長です)、滝です、滝!!」

 辺り一面の新緑の奥に、透明感あふれる清らかな水が、いまや白濁した塊となり、爆音とともに激しく噴き落ちています。アンの滝は、「美しい=コワイ」という真理をも、教えてくれているようでした。(笑)

 しばし、哲学的な思いに耽ったあと、再び、出発。多少、気温も上がってきたようで、シャツを脱いで軽装に。沢と分かれた中腹ぐらいからは、木々の中、鳥のさえずる尾根道を快適に登りました。五十嵐先生の本によると、鍾乳洞経由のコースの方がミツバツツジが多いとのこと。 本コースでも、多少は見かけましたが、ちょっと時期が過ぎていたようで、こちらの方は残念でした。

 やがて、雷山縦走路と合流し、その後、山頂へ到着しました。ちょうど、11時30分でしたが、本隊はまだのようです。取り合えず、ビールをガブ飲み。 プハーッ、幸せ〜♪横を見たら、RANさんも、のどを鳴らして、プハーッ、幸せ〜。

 しばらくすると、甘木のあいちゃんさん親子が到着されました。よっちゃん、ゆりちゃんとも「こんにちわ〜」とテレ笑いしながらのご挨拶です。途中、自衛隊のヘリが飛んできており、遅れている本隊を心配しましたが、冷凍鍋焼きうどんを火にかけ、なぜか群がるハエを追い払いながら食欲を満たしていたら、さとちちさんを先頭に皆さんのご到着。・・・と思いきや、YU- さん・パッキーさんはじめ、なかむとし代表まで別働隊もぞくぞく集結! なんと、一気に20余名の大集団に・・・ん〜、恐るべし、やまびこ会。(笑)

 山頂で休憩していると、ちょうど、霧が立ち込めてきて、せっかくの展望がもうひとつ楽しめませんでした。 かなりな量で、「やっぱ、山の天気はコロコロ変わるなぁ。 下山は大丈夫かいな?」と心配しましたが、ふと見ると、あかげらさんがグースカ寝てましたので、ちょっと安心しました。

 帰りは、2ルートに分かれて下山ということになり、一応、山頂で解散式をした後、下山開始。私たちは、ITO のこざるさんが先導してくださり、往路と同じダルメキ谷経由で井原山登山口に向かいました。途中、再び、アンの滝で、しばし休憩。なんと、ここの水呑場は、こざるさんが作った(修復した?)ということでびっくり。 上方の源流からパイプで引いてきたとのことです。その後も、道々、いろんな花をみつけては、あ〜だこ〜だ言いながら、わいわいと楽しく下りて来ました。

 今回の山歩きは、初心者の私にとっては非常に親しみやすいコースで、大変楽しめました。 心身をリフレッシュさせ、いろんなパワーを自然やそこに居た方々から頂いたように思います。 有難うございました。

 最後に、お世話役のさとちちさん、お疲れ様でした!!

    
               ホウチャクソウ


清賀の滝でちょっと休憩



かすむ縦走路も楽しく



上宮で休憩



名残リミツバツツジ



さあ、宴会だあ-!!



雷山山頂で集合! !



キツネノカミソリの群生の中をいく



山小屋のような焼き鳥屋で・・・
     ●jada19さんのレポート●

 5月4日,未明に大分を出発、「ドリームにちりん」が5分遅れで博多駅に到着。19分着が24分頃に、おかげで6時27分の地下鉄に,乗り遅れ遅参である。前原駅から、タクシーを飛ばし、雷山観音へ。車を降りるやいなや、ギョギョーーー女性の大挙が目に入る。

 さとちちさんの紹介から始まった。
山に進むと、さとちちさんが、立ち止まる。あかげらさん「何、なに、ナニ」と声をかける。さとちちさんが説明する。ワタスゲさんが中継説明する。そこで、草花談義・鳥談義に入る。道程中、これが何度となく繰り返され、私にとって、興味深く勉強になった。(早く図鑑買わなくちゃ)このとき、こういう山行があるのだということも、私は初めて知った。その時々の草花、その時々の鳥の声で談義が盛んになる。私にとって、未知の世界でもあった。

 実は,私の内心はそれどころでなかった。二日酔いの酒が汗となって、身体中に吹き出ている。体力を思い切り消耗し、心臓もバクバク,アップアップ。それでも、新緑のシャワー、霧に霞む木立の合間をめうように山行、谷から上がってくるクーラー風、山頂に近づくと霧のすき間から見える下界の風景。なかなか趣のあるものであった。
 井原山の山頂では、大部隊に膨れる。会長なかむとしの出現に始まり、うさぎさんのワイン・ワタスゲさんのぜんざい・あいちゃんの「中村屋のおにぎり」等々、書き尽くせない驚きの連続。体調良ければみんな食べたかったなあ!!

 やまびこ会ーー万歳!


     
                 楽しいねっ
        
         ●einさんのレポート●


 今回初参加のオフ会、昨夜より友人宅にお泊まりしての準備万端張り切りすぎて1時間ごとに目が覚める、これは困ったことになったどうしよう。山小屋に泊まっても爆睡して仲間に呆れられるeinなのにやはり始めてHPでカキコしているし、ツアーの参加でもなし神経が高ぶっていたのでしょう。まるで子どもの遠足気分で望んだ久々の団体行動です。

 協調性が欠如している「牛歩登山」ドキドキしていざ歩き始めてみると、「あー何とすがすがしい雷山の登山口若葉が目に沁みる」しかしウットリする暇はなくやっぱり着いていけない。皆さんには気持ちよく歩いて貰いたいので、ドカンと単独行動発言をしてみることに、・・・・・。皆さんのラストを歩くことで了承を強引に取り付けて我が儘にルンルンと楽しく歩かせて頂くことになりました。

 雷山は一人で地図を片手に幾度か登山口辺りで迷子になり訳の分からない三角点に行きあたって下山したこともあり、途中は迷子になることのない道が続きますので安心して登れる山ですが油断禁物です。(どこの山でも意外と皆さん登山口でうろうろされていませんか?)とても思い入れのある山です。

 残念ながらツツジは終わっていましたが、雷山山頂では一瞬の晴れ間に視界が開け新緑の山々がくっきりと、またまたガスが発生してきて縦走路へホトケノザ、オドリコソウ、すみれ、藤の花、枝が身体に触れるくらいのところに、足下にはヤマエンゴサク、ホウチャクソウ(1)、アマドコロ(2)、ナルコユリ(3)、(画像が無くて残念ですが1.2.3.は非常に見分けにくい花です)。
 
 さとちちさん先頭さんが伝言ゲームのように花の名前を伝えても最後尾には全然違う「ナルコユリ」が「鳴戸ユリ」(爆笑)っていう様に伝わって、楽しいこと、面白いこと。井原山頂上では皆さんのランチ、大学のサークルの乗り?拝見しつつ、お裾分けにも預かり「ごち」でした。野河内方面下山組、木の根に助けられながら一気に急斜面を下って後は渓流を幾度か渡って水無鍾乳洞(今回は立ち寄りませんでした)入り口へ、途中7月の楽しみ「キツネノカミソリ」の群落を見て今年のお花はどうかなと思いつつ帰路に就きました。

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