釈迦御前でおでん大会、ひらびこ隊
2002年11月13日     釈迦岳、御前岳    福岡/大分
参加者  じん、トトロ、S富、しげ
文責、HP編集、写真 : しげ



足元に気をつけて
 突然、山行への呼びかけに応えてくれる人達がいた。嬉しい限りだ。「行くよ〜、」「はいよ〜。」この感覚ってなかなか素敵なことだと思う。今回、そんな素敵な山仲間達と楽しむ山は津江山系の御前岳と釈迦岳だ。ちょっと紅葉を楽しむには遅いかもしれなかったが、山頂ではおでんを楽しむことにした。花より団子ならぬ紅葉よりおでん。ま、いいか〜。

 集合場所の杣の里渓流公園には予定より少し早く到着した。それよりもトトロさんは早く着いていて僕らを待っていてくれた。(気合が入っているね〜、トトロさん) しかし、じんさんが待てど暮らせどやってこない。どーせ、どっかで道に迷っとるっちゃない!?あはは。なんて思っていたら、公園の一つ上のところで既に1時間近くも待っていた。携帯も通じずにお互いに気づかず時間を無駄にした。じんさんは逆方向から来たので渓流公園の看板に気づかなかったらしい。

 時間がもったいないのでさっさと車をデポし、簡単な自己紹介のあと、さっそく登山を開始する。最初から程よい傾斜の道が続く。落ち葉の絨毯を踏みしめながら登っていく。なかなかいい感触だ。また予想に反して平日なのに意外と登山者が多かった。みんな紅葉が目当てなのかな。そういえば、来る途中に見た日向神ダム付近の紅葉は素晴らしいものだった。それだけでも来た価値があるといったら大袈裟かな。

 一汗かいたところで上の林道にたどり着く。体も暖まったところで気分もほぐれた感じだ。ここから先が傾斜もきつくなる。鎖場もあったりしてなかなか楽しい。あと一息で山頂だ。ビールはすぐそこだ〜。と自分に言い聞かせながら歩いていった。 

 そして二汗かいた頃、ようやく御前岳山頂に到着した。やや冷たい風が吹いていたが、素晴らしい展望が開けていた。景色を楽しむのもそこそこに、ささっとシートを広げて宴会?の準備が整った。じんさんが特製おでんを持参してくれた。トトロさんからも手料理をいただく。有難いことだ。有難がってばかりでは申し訳ないので、自分も持ってきたお酒を開けてみんなで乾杯だ。じんさんもトトロさんもおしゃべりが楽しい。山に詳しいS富さんはいろいろな山の話をしてくれる。素晴らしい景色と楽しい仲間。お酒もあるし、言うことなし。飲みすぎないように注意しつつ、楽しいひとときを過ごした。

 まだまだゆっくり過ごしたいところだが、そうもいってられない。いつも思うけど、楽しい時間というものはあっという間に過ぎるものだ。お腹も一杯になったことではあるし、次の釈迦岳目指して歩を進める。ここからは足元がふらついては危険な個所もあるので慎重に歩きたい。釈迦岳を下から見上げたトトロさんが「ひぇ〜っ、あそこに登るの〜??」と思わず声を上げた。ちょっと見た目が凄そうな釈迦岳だ。でも心配するほどでもない。ひとふんばりで山頂に着いた。振り返れば先ほど歩いて来た御前岳への稜線が見える。じんさんは久住が見えたと言って喜んでいる。確かに久住が見える。阿蘇の山々も見えた。午前中、登る前は黄砂の影響か、霞んでいた空だったが、思いがけない景色に感動で一杯となった。

 釈迦岳から車をデポした矢部越えまではすぐだ。落ち葉の絨毯の感触を楽しみながらのんびりと下っていった。それぞれに楽しかった今日一日の感動をお土産に歩いて行く。トトロさんもきっと楽しんでくれたことと思う。S富さんもすごく楽しそうだ。じんさんもすごく嬉しそう。もちろん自分も日頃の憂さを忘れて楽しんだ。そんな楽しい一日は正にあっという間だ。矢部越えからデポした車に乗り最初の登山口まで戻ったところで、それぞれ名残惜しみつつ、簡単に挨拶をし「また会おうね。」と、それぞれの家路についた。

落ち葉の絨毯が気持ちいい

御前岳山頂にて

おでん大会の始まり〜

気持ちいい道が続く

晩秋の山々

釈迦岳にて
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