高千穂野(たかじょうや)1101m
---広がれ鉄板の輪!-- 
参加者 NRB、D口、ササ、じん 山行日 2003年2月16日 天候   霧雨時々小雨 後 晴れ
 筑紫野ICから高速に乗り、広川PAでD口さんを拾い、熊本ICへ。熊本空港下のトンネルを抜け左折、西原村でじんさんと合流。グリーンロードはガスの中、今日の天気が良くならないかと念じつつ、地蔵峠を越え、駒返し峠の登山口に、じんさんの車を1台デポ。麓の温泉館で 打合せどおり、ササさんと合流。

 上二子石から清水峠へ上りあがる。峠の駐車場に私の車を置き、登山準備。入り口を迷ったが、右斜め後ろのコンクリート舗装路を進む。廻りはガスの中、すぐ下の谷がぼんやりとしか見えない。10分ほど詰めると、標識があり、鉄線の柵に沿って進む。やや行くと防火帯に出るが、右は急坂、左へ曲がる。やや行くと杉林に出会うがやや右にはいると、ここからは迷うことのない縦走路となる。両サイドが自然林の、落ち葉のふかふかとした自然歩道を歩く。ゆっくりとしたUP、DOWNを繰り返し、時には丸太の木道の坂を1時間ほど歩く。急坂を上り詰めて、ややなだらかとなり、平場となったところが山頂である。

 さいわい、雨も振っていないので、ここで食事とする。出掛けに、じんさんに「鉄板持っていく?」と聞いたら、「うん、持っていく!」と返したので、じゃあ今日は行動食ではなく、宴会バージョンと察し、持ってきた牛肉とアルコールをリュックに詰めることにした。さすがに熊本在住のじんさんのリュックからは、馬肉(ひもと呼ばれる部分)や、どぶろく(濁り酒)が飛び出す。思わずにっこり!(^^)小人数だと、これがいいところだ。人のものは自分のもの。遠慮無くご馳走になる。濁り酒がうまい。馬もうまい。あっという間に無くなった。

 歩き始めると、午後からあがる予定の天気が、小雨模様に変わる。まあ、食事はすませたので、カッパ歩きも気にならない。そんなに急坂でもないので、汗もあんまりかかない。駒返し峠から林道まで降りてきた時は、ビッショリと言う感じではなく、普段の山歩き程度であった。

 ここから車道まで下り、やや上に上ってじんさんの車を確保、4人乗り合わせ、清水峠までピストン、温泉館の駐車場でササさんの車のところへ行き、ここで散会した。帰り俵山へ向かう途中、阿蘇が夕日に映え、烏帽子がなんとなく、富士に見えた。われわれ二人は、峠を下った「泉力の湯」に浸って、福岡へと向かった。

 高千穂野、なんと響きのいい言葉だろう。晴れていれば、木立の向こうに阿蘇の涅槃像が合間に見え、ポカポカの山歩きだったに違いない。今日はガスの中とはいえ、両手に3輪の花、それだけで十分であった。

<コースタイム>
  11:00 清水峠
  12:20 山頂、食事
  13:30 発
  13:50 天神峠
  14:15 多津山峠
  14:45 駒返し峠
  15:20 林道出会い
  15:50 車道 
 ■じんさんより

 ほんとうは、雨の日に行きたくなかった山だけど!行ってよかった高千穂野。しっとりと降る雨は、春の訪れをつげるあたたかい雨。濡れた落ち葉を踏みしめながら、優しい森が包んでくれる帰りに道に堂々たる姿を見せてくれた烏帽子山が、晴れ晴れしい気持ちにしてくれた・・・。ゆっくりと山道を楽しみながら、阿蘇の山々が望める高千穂野は息抜きの山ではないでしょうか・・・。
 ■ササさんより

 高千穂野は、阿蘇外輪山の一部だとは知っていましたが、一度も足を踏み入れたことのない憧れの地でした。今回はあいにくの降水確率で、行く?・行かない…?  と、随分迷いました。『 悪天候なら山中止!馬食べと温泉』 よ〜し! それなら絶対、参加だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜そう決めたのは、前日の夕方遅くでした。でも、まさか…山中に『馬肉専門店』が出現するとは!…  驚きでした。目から鱗とはこのことでしょうか。あの時の  あの味は、最高♪♪♪  じんシェフ、あなたは食の達人です(^o^)。ボッカの天才?NRBさん。さりげなく・細やかな気配りをして下さいました。山での『小わざ』を、沢山教えてくださったD口さん。楽しいひとときを過ごせましたネ。ありがとうございました。

 念願の高千穂野を歩き、馬にシビレ、温かな人情に触れ…素晴らしい余韻に浸りつつ…想いは、来月の行縢山に向けて走り始めているのでありました。



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