日 時 | 2003年12月13日 |
参 加 者 | くりまん、マミリン、KURO |
特別出演 | 山ひとすじ、山ふたすじ、その仲間たち |
登った山 | 宗像四塚(福岡県) |
(敬称略) |
KURO | 四塚縦走、お疲れ様でした |
今日はビッグニュースもトラブルもなく(笑)無事に降りてきました。 お疲れ様でした。 湯川山の途中から、山ひとすじさん、ふたすじさんのグループにも遭遇。山頂までご一緒させていただきました。 それにしても、くりまんさん、マミリンさんとも速い〜。 最後から必死でトボトボと歩いていく”呼びかけ人”KUROの図・・・ これが一日中、続きました(笑) |
くりまん | お疲れ様でした〜2 |
去年、満足に歩けなかった四塚縦走。今年は大満足、リベンジ果たした
気分です。それにしてもいいペースでしたね。(^_^)v KUROさん、フランクフルト&焼肉ご馳走様でした。m(__)m マミリンさん、Happy Birthday &チーズケーキごち でした。ヽ(^o^)丿 山ひとすじさん、お久し振りでした。少しの間でしたがお会いでき お話しできてよかったです。またどこかでお会いしましょう。(^.^)/~~~ |
山ひとすじ | お疲れ様でした3 |
湯川山で追いつかれたときは(@_@)しました。皆さん健脚ですね。 昨日は、下山後四塚連山の麓の山荘で忘年会で盛り上がり、今日午前中に帰ってきました。 皆さんの画像3枚をKUROさんの画像掲示板お届けしました。 では又。(^.^)/~~~ |
マミリン | お疲れさまでした〜No4 |
今回はビッグニュースもトラブルもなくてもの足りませんか?(笑) 怖いものしらずで参加させていただいて 城山から湯川山を眺めた途端、とんでもないと思ったのですが、 どうやら歩き通せました(*^^*) 山ひとすじさん、ふたすじさん達にお会い出来て 元気を頂いた気がします。 それに「素敵な写真」ありがとうございました。 きつかったけど楽園の楽しさを知ったからには、 次回の四塚縦走オフ会も登山口で待ってたりして・・(^o^)v |
久しぶりの四塚縦走オフ会を企画した。4月末に企画した時は風来坊さん、やまんばさんが参加してくれた。その後も一人で孔大寺までは何回か歩いたが、湯川山まではオフ会以来だ。いろいろあってドタバタと決めてしまったため、今回も少数精鋭?の三人。前回は駅でお見送りしてくれたくりまんさんと、初心者と言っているが健脚のマミリンさんが参加してくれる。他の人は都合が悪くなって参加できなくなった。四日前になって自分の不注意から左足を捻挫してしまった。歩けるかどうか心配したが、ガチガチにテーピングすれば階段なども歩けるくらいに回復したので、中止にしなくても良さそうだ。
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13日は7時の電車でJR教育大前駅に行くつもりでいたが、時間を2分間違えて目の前で電車のドアが閉まってしまった。次の電車でも26分に到着できる。JR教育大前駅に着いて階段を登っていると、マミリンさんから電話が入った。
「いまどこですか?一度駅前に着いたけど、誰もいないから少し通りすぎました。」 「いま駅に着いたところです」 マミリンさんは山鹿からの参加で、集合時間より遅れるかもしれないと言っていたが、先に着いたようだ。朝暗いうちに出発したのだろう。駅の改札を出て見回したがくりまんさんの姿はない。ちょうど下り列車が入ってきて、くりまんさんが階段を登ってきた。くりまんさんはザックを降ろし、近くのコンビニに行った。KUROは駅前でマミリンさんを待つ。マミリンさんはすぐにやってきて交番裏の空き地に車を停めた。KUROもコンビニでおにぎりとビールを買いに行く。駅前に戻ってやっと三人が揃った。お決まりの集合写真を撮ってから出発する。城山の駐車場まではマミリンさんの車で行った。駐車場から城山水のところまではすぐだ。途中、車に携帯を忘れたマミリンさんが取りに引き返した。 | |
城山水のところには7〜8台ほどの車が停まっていた。水を汲んで、その後城山に登る人達らしい。みんな顔見知りのようで話しがはずんでいた。中の一人が
「湯川まで縦走?」 とマミリンさんに聞いた。 「そうです。歩けるかなあ」 でも顔は嬉しそうに笑っていた。 城山まではほとんどが階段になっている。くりまんさんを先頭にマミリンさんが続き、いつものようにKUROが最後を歩く。くりまんさんは急な階段にも関わらず、息もあげないで順調に進む。マミリンさんは少しだけ息が荒い。KUROは完璧に息があがっている。しかし階段のところは足の置き場に困らないから、捻挫した足でもそれほど気を使わずに登れた。途中、マミリンさんに「ウスキヌニガサタケ」の話しを聞かせた。 「季節が梅雨時なので、まるで蒸し風呂のようなのですが、一度は見てみる価値はありますよ。来年いかがですか?」 山鹿から見に来るほどの価値があるかどうかはわからない。マミリンさんがその気になったかどうかも不明だ。 | |
城山には30分ほどで到着。山頂の一角から湯川山が見える場所にマミリンさんを案内する。
「遠くにある白い建物がある山じゃないですよね」 「あれですよ」 「えぇ〜!あんなところまで歩けるかなあ」 「大丈夫です。ここではみんなそう言うけど、ちゃんとたどり着いてますから」 城山を出発して石峠までは、一部やや急なくだりがあるだけで、わりと歩きやすい。途中バラバラと大粒の雨が木の葉に当たる音がしたが、木のおかげか下までは降ってこなかった。今日はそこまで悪い予報は出ていない。しかしマミリンさんが一緒だからわからない(笑)石峠を通り過ぎようとしている二人を呼び止めてひと呼吸入れる。下りに慣れた体を完全に切り替えなければいけない。 | |
ここから金山までは、高度差はあまりないのだが登りはきつい。しかしくりまんさんは相変わらず息も上げずにサクサクと進む。マミリンさんも多少息を上げながらも軽々とくりまんさんについて行く。後ろから「荷物を軽くしてくればよかった(>_<)」と思いながらKUROがついて行く。急登の途中でまたバラバラと激しい雨の音がした。しかし思ったほど雨粒は落ちてこない。不思議に思ってよ〜く見ると、地面で白い固まりが跳ねている。雨ではなくあられだった。だからあんなに大げさな音がしていたのだ。少し安心した。今日は気温も低めで、レインウェアを着て湯川山まで歩くと体力の消耗が激しいから、金山までで引き返そうかと考えていたところだった。
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急登が終わって一度ピークらしきところに出るが、まだ金山南峰山頂ではないことがわかるとマミリンさんはがっかりしていた。元気にくりまんさんに着いて行ってるけど、少しはきついのかな?
城山を出て45分ほどで金山南峰に到着。ここからは宗像市内が一望できる。さすがのマミリンさんもくりまんさんの健脚ぶりに感心したのか
「ほとんど息があがってませんが普段何かやってらっしゃいます?」
「時々時間ができたらジョギングやってます」
登りは心肺機能が重要だから、ジョギングは効果がありそうだ。しかし先天的な要素も大きい。何をやってもすぐに息があがってしまうKUROとしては羨ましい。
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北峰までは、しばらく気持ちのいい縦走路が続く。やや急な登りをひと登りすれば山頂。ここからは、これから歩いて行く地蔵峠までのルートと地蔵峠に向かう舗装路、その先に今回の縦走の最高峰、孔大寺山が見える。くりまんさんは
「あの尾根を通って舗装路まで降りてから、その先にあるあの山に登ります」 とマミリンさんに説明している。普通は 「あんな下の方まで降りるんですか?」 と驚くのだが、マミリンさんはさほど驚いた様子も見せない。 | |
地蔵峠までは、急なくだりも多いのだが、短い登りもある。小さいピークをいくつか通って次第に降りていく感じだ。降りるだけかと思っていたマミリンさんは、途中で
「これはいくつ目の山ですかー」 と聞いた。 「まだ二つ目を降りてる途中ですよ」 「四塚と言うけど、七つか八つ登るような感じでしょう?」 とくりまんさん。マミリンさんも同意してうなづいた。 最後の急坂を一気に降りて地蔵峠に到着。そのまま歩いて行きそうなくりまんさんを引き留めて、しばらく休憩する。 「これからどっちに行くんですか?」 「向こうに階段が見えるでしょう。あれです」 と道向こうのコンクリートの階段を指さす。マミリンさんは、しばらく舗装路を歩くのかと思っていたらしいが、道を横切るだけだ。 「さあ山頂までほとんど登りです。頑張りましょう」 | |
ここからの登りを気にしているのはKUROだけなのか、二人は平然としている。10分ほど休憩して出発する。完全にくだりに慣れた足では短い階段を登るのも足が重い。くりまんさんは相変わらずのスピードを保って登る。マミリンさんも平気でそれについて行くから一番最後のKUROだけがアップアップしている。
ひと登りするとややフラットになる。そして急登が始まる。先を見上げるとどこまでも続いているように見える登りだ。急登も終わり、先が明るくなってきた。 「え〜っ、ここが山頂かと思ってました」 とマミリンさん。残念ながら孔大寺山はこれほど明るくはない。小ピークを過ぎて少しくだり、茅野への標識が見えてきた。 「もうひと登りで山頂です。」 「長〜いひと登りじゃないですよね」 マミリンさんが笑いながら聞く。 | |
山頂では山口から来たという男性二人が食事の準備中だった。3人一緒の写真を撮ってもらう。休憩していると携帯が鳴った。職場からのヘルプコール。また今日も山の中から仕事した(笑)山頂の二人はラーメンで昼食中。美味しそうな匂いが空腹を刺激する。しかし時間的にちょっと早いので、ここでの昼食はやめて一気に湯川山まで行くことにする。山頂を出発して5分ほどで、登山道の左側が開けたところに出る。ここが今回の孔大寺山で唯一眺望のいいところだ。
「孔大寺山だけならここで食事したほうがいいですよ」 ここから右手に湯川山、その少し左側に玄海灘が見える。 「あんなに遠かった湯川山がすぐそこにあるでしょう」 「あの白い建物のところまで行くんですか?」 「あれは玄海ロイヤルホテル。バス停はもっと山の近くです」 しばらく眺望を楽しんだ後、垂水峠に向けて出発する。 「孔大寺山からのくだりは急斜面で長いから気をつけて。」 と、ちょっとマミリンさんを脅しておく。すぐに直線のくだりになる。くりまんさんを先頭にマミリンさんも所々滑りそうな場所で慎重にはなるが、それほど苦もなく降りていく。初心者で孔大寺山のくだりが初めてだと、ここの直線のくだりに少しは感動してくれるのだが…。 | |
ロープを使って一気に降りると緩やかになり、小さいピークに向かって少し登る。ピークの標識を過ぎると、この縦走でいちばんきついくだりになる。さすがにここは直線では降りれない。ジグザグに降りるのだが、下を見ると少し怖いほどの急斜面となっている。一度通ったことがあるくりまんさんならわかるが、マミリンさんも、ロープを伝いながらごく普通のくだり感覚で降りていく。
「急なくだりってここですか?」 マミリンさんはあまりにも平然という。もう少し感動してくれると思っていたのでちょっとおもしろくない。確かに急なくだりは三俣山で経験済みだからだろうか…。 二つ目の急坂を降りきって少し進むと垂水峠だ。お昼ご飯を食べていないのでKUROが持ってきたスティック状のチョコチップパンを差し出して三人で食べた。今日は山ひとすじさん達も孔大寺山から湯川山まで縦走をするということだったので、どこかでお会いできないかと少し期待していたが、もう時間が遅いので無理だろうと諦め気分になってきた。 「山ひとすじさん達には追いつけないでしょうね。降りてから忘年会をするらしいです。」 するとくりまんさんが、 「山頂の人たちが言ってたけど、8人くらいのグループが先に行ったらしいよ。降りてから忘年会だと言っていたから山ひとすじさん達かもしれないね」 マミリンさんも相づちを打つ。KUROは聞いていない。きっと電話で仕事している間に話したのだろう。ひょっとしたら昼食の大休止で追いつけるかもしれないと少し希望がわいてきた。 | |
湯川山へは最後の登りとはいえ、これまでの急なアップダウンを歩いた足には少しこたえる。それ以上に精神的な疲労の方が大きいかもしれない。それに地蔵峠よりも垂水峠のほうが低いので、実際には湯川山の登りの方が標高差がある。しかし、くりまんさんもマミリンさんもそんな事は意に介さないというような足取りで、さっさと登っていく。急な登りが少し緩やかになると
「ずっとこんなに平坦なら楽なのに…」 「マミリンさん、ここも登り坂なんだけど…」 小高いピーク直前で道が脇を通るとわかったら、 「これを登らなきゃいけないのかと思っていたけど、よかった〜」 マミリンさんも少しは疲れてるのかな?くりまんさんは相変わらず平然と歩いているように見える。 湯川山に登り始めて30分くらい行ったとき、前の方に団体が見えた。 「KUROさんじゃないですか?」 と女性の声。山ふたすじさんだ。山ひとすじさんの姿も見える。少し希望はあったとはいえ、やっと出会えた〜v(^o^) 山ひとすじさん達の団体に合流した。 「少し下の風が当たらないところで昼食にしてました」 | |
そこからNTTの施設まではすぐだった。少し休もうと立ち止まったが、みんな一気に行くようだ。しかたなく後ろからついていく。次の九電の施設まではそれほど登らないし距離も遠くない。
「ここを過ぎるとあと二登り。がんばりましょう!」 「ホント?山では『あと○○だから頑張って』という言葉ほどあてにあらないものはないんだけど…」 「本当ですよ。KUROは『あと10分』が何度も続くような励まし方は嫌いだから」 短い登りを登りきると海保の通信施設の裏に出る。そしていよいよ山頂への最後の登りだ。距離も短いしたいした登りではないのだが、気分が緩んでるからかきつく感じる。 「あれ〜?ご褒美の海が見えないなあ。木が伸びすぎてしまったかな?」 くりまんさんは、最後の坂を登りながら、マミリンさんに向かって言った。 「そうですね〜、もう見えなきゃいけないんだけど・・・。今日はご褒美はなしかな?」 「えぇ〜、楽しみにしてたのに、見えないんですか?」 湯川山の眺めは、山頂直前までによくない。最後の坂を登りきった途端、玄界灘の絶景が広がる。これにはマミリンさんも感動したようだ。続いて山ひとすじさんたちのグループが到着した。 | |
山ひとすじさんが、
「昼食はまだだったんですか?」 「はい、食べさせてもらえなかったんですよ〜(笑)」 とマミリンさんが笑いながら答える。最初の企画段階から、ちゃんと行動食を持ってくるように書いていたし、途中で2回ほどスティックパンの差し入れもしたんだけどなぁ。 山ふたすじさんは、手にビニール袋を持っていた。どんぐりみたいな木の実が少し入っている。 「どんぐりですか?」 「マテバシイです。この山は、マテバシイで有名なんですよ」 「小さい椎の実を炒って食べると美味しいですよね。食べられるんですか?」 「これも食べられるんじゃないかと思って。持って帰ってから調べます」 しばらく絶景と会話を楽しんだ後、昼食準備を始める。風が少し強く、汗が冷えて寒くなってきた。 山ひとすじサン達のグループは、これから忘年会ということで、先に降りていった。 KUROはいつもの鉄板を取り出して、ウインナーと少しだが焼肉を始める。少しだけエリンギも持ってきた。 | |
ひと通り食事が済むと、マミリンさんが
「一緒に誕生日を祝ってくれます?」 と言って、カップ入りのチーズケーキを取り出した。 本来ならこちらが持ってきてあげなければいけないのだが・・・。珈琲と一緒に食べると、美味しかった・・・ 「おめでとう、マミリンさん」 | |
山頂では1時間半も過ごした。ここからは少し薄暗い中を、疲れた足で海抜30mまで一気に降りるので、ちょっときつい。30分ほどで舗装路に出た。
「ここから林道を歩いてバス停に出られますが、遠いです」 実は、最初に一人でこっちに降りてきたとき、道を越えて歩く登山道に気づかず、林道を歩いたことがあるのだ。 少し緩やかになったくだりを数分で人里に出る。ほっとする瞬間だ。あぜ道を進み、イノシシ避けの網を越えて承福寺に到着。ここで小休止。 | |
あとは舗装路を15分ほど歩いて元末バス停に着いた。バスは25分後。ここからのバスは左座席がいいと教えていたので、三人縦に並んで席に座った。まずは湯川山が一望できる。少し走ると、どっしりと貫禄のある孔大寺山が見えてくる。山の稜線が一望できるので、歩いたコースのアップダウン思い出す。さらに進んで金山、最後に城山が見えてきた。地蔵峠と垂水峠で、山が完全に独立しているのがわかる。縦走のあと、コースが一望できるのは最高の感動だ。バスは次第に山から遠ざかり、東郷橋で左折して、今度は城山に近づいてくる。
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JR教育大前駅の道向かいにある「西鉄赤間営業所」まで到着。いつもならここからJRに乗り換えるのだが、今回はマミリンさんの車が駐車場にあるので、そこまで取りに行く。くりまんさんも付き合ってくれた。というより、最初にマミリンさんの車で送ってもらったので、駐車場まで歩いていないため、歩きたかったというのが本音だろう。駐車場に着いて車に乗せてもらい、登山口の道路までいった。くりまんさんはJRに乗り換えるため、ここで降りる。
「お疲れ様でした」
マミリンさんは、これから宗像郡方向に行くということで、そのまま東福間駅前まで乗せてもらった。
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