■5月1日(土)■ NRB

杉ヶ越に食料・着替えをデポし、11時過ぎ、青雲橋につく。12時の約束だった ので、まだ時間がある。売店で昼食代わりに、白と緑のあんこ餅を買って食べる。 ブロッケンさんは、45分ごろ到着。食事は、車中でいい、ということで、宇土内 谷を目指す。悪路ではないが、道はクネクネしていて、片道1時間半はゆうにかか る。brockenさんの車をデポし、青雲橋まで引き返し、これを過ぎて高千穂へ。 右斜めに引き返すようにして北へ向かい、五ヶ所の小学校から北谷に入る。 朝5時に家を出て、16時登山開始、福岡から車で走行10時間以上、なんと移動 に手間のかかることだろう。でもこれをやらないと、縦走は出来ないのである。

北谷から祖母山頂を目指す。アケボノツツジや、ムシカリ、馬酔木の花たちが出迎 えてくれる。風穴を過ぎ、テラスに出る。黒岳、障子岳から、本谷方面が見えてい る。山頂で写真を撮って、九合目小屋へと向かう。17時小屋着。TAKAさんと Asimoさんがいた。
「15時ごろ登ってきたが、することないので、先にやってました。」
といって、ニコニコ顔でTAKAさんが握手を求めてくる。
もう既に、かなりご機嫌のようだ。我々も負けじと、後を追いかける。21時ごろ、 場所を変え、管理人室に上がりこみ、管理人さんなじみのペアと一緒に、四方山話 に花が咲いたのであった。


(写真―3、九合目小屋にて)

<一日目の付録> brocken03

 祖母山頂、夕刻とはいえどんよりとした鉛色の空、ぽつりぽつりと肌を ぬらす水滴、それでも二人はこの眺めが4日までで最も見晴らせたもの になろうとは考えてもいなかった。おまけに小屋からやってきた二人連れ がとんでもないことを教えてくれた。小屋にはすでに数十人がはいり、 なお続々とやってきているというのだ。

 ここで小屋前泊、山頂泊、小屋下で幕営しているはずのTakaさん急襲、 などを真剣に考えた。はじめからそのつもりであればなんでもないものを、 小屋HPにあった去年のGWの少宿泊者が頭にあったから、泊まれば大歓 迎を受けるのではないかという期待との格差は大きい。

 ともかくも小屋まで、と辿りついいてみれば、何かは知らぬ入り口前の 人だかり、軒下では宴たけなわの大パーティ、一階はすでに床が見えない 状態。下の幕場で天幕を張る場所を見つけられなかったTakaさん達が、 管理室前(台所?)に場所を確保してくれてなければ、それこそ膝の上で 火をたくことになったろう。 この喧噪の中で管理室に泊めてもらったお かげでかなりよく寝られた。控えめに言って、遅くまで喧噪を演出していた のは我々だったという気がしないでもないが。あくまで控えめで。


(写真―4、アケボノツツジ俯瞰(展望所にて))


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